恒例のRAYBRIG NSX-GTテストカラー、新型コロナの影響で一般公開の機会なく見納めへ
毎年恒例となっている#100 RAYBRIG NSX-GTのテスト限定カラーリングが、今年はファンに実車をお披露目できないまま見納めということになりそうだ。
写真:: Masahide Kamio
スーパーGTのGT500に参戦しているTEAM KUNIMITSUは、毎年開幕前の岡山公式テストでシーズン前のテストカラーリングを披露しているが、今年は新型コロナウイルスの影響によるイベント中止や無観客でのテスト実施によって、ファンに実車がお披露目されないまま見納めということになりそうだ。
高橋国光総監督率いるTEAM KUNIMITSUを20年以上サポートし続けているRAYBRIG。そのブランドイメージカラーである青を基調としたカラーリングで毎年参戦し、このカラーリングが好きで100号車を応援しているファンも少なくない。
そんな100号車だが、開幕前の公式テストなどではシーズンオフ限定のテストカラーで登場。シリーズ戦仕様とは異なるカーボンブラックを基調としたデザインで注目を集め、密かにこのカラーリングのファンも多いと言われている。
今年もテスト限定カラーリング「phase1」が先日の岡山公式テストに登場。今までとは異なりフロントボンネットをはじめグレーがメインになっているようなデザインに仕上がっているのが印象的だった。
今季から100号車に加入した牧野任祐も、以前からテストカラーには憧れていた様子で、その車両でドライブできることが嬉しいと語った。
「(今年のテストカラーは)カッコイイですね! 自分がGTに乗る前からテストカラーを見ていてカッコイイなと思っていたので、それに自分が乗っていると思うと純粋に嬉しいです」
「正直、僕も楽しみだったんですよ。以前から『テストカラーってどんなのなんですか?』ってチームに聞いていたので、実車を見る瞬間を楽しみにしていました。今年はグレーが多くなっている印象ですけど、それはそれでカッコイイなと思います」
一方、100号車での在籍9年目を迎える山本尚貴は、テストカラーは見慣れているものとはいえ、FRになったNSX-GTでのテストカラーについてこのように感想を語った。
「今年はクルマの(外観的な)バランスが今までのミッドシップからFRに変わったことで、フロントが長くなってリヤが狭くなったという印象です。それに合わせてカラーリングのボリュームが前後で変わっていたりするので、その辺は今年のクルマに合わせてカッコよく仕上げてもらったなと思います。本番のレース仕様のカラーリングも含めて、今シーズンも楽しみだなと思います」
しかし、予想だにしないことが起きた。当初なら3月7~8日のモースポフェスSUZUKA2020でこのテストカラーリングが正式に初公開される予定だったが、新型コロナウイルスの影響によりイベントは中止に。3月14~15日の岡山公式テストも無観客で実施されたため、ファンに実車をお披露目する機会が失われてしまった。
予定では3月28~29日の富士公式テストではシリーズ戦用の青いカラーリング「phase2」が施されることになっており、今年のphase1はこれで見納めとなってしまうのだ。
牧野はこのテストカラーを多くのファンに生で見てもらう機会がなくなったことが残念だと語った。
「このテストカラーを楽しみにしてくれていたファンの皆さんもいたと思うので、それは残念ではあります」
「あと今回のテストでも無観客開催になって……2月のメーカーテストでもお客さんがちょこちょこいたのは乗っていても見えたんですが、今回はメディアのカメラマンの方しかコースサイドにいない感じで、正直寂しい気持ちはあります。でも、今こういう状況なので仕方ないのかなと思います」
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