スーパーGTホンダ陣営で体制変更の噂。来季はARTAのメンテナンス会社が変更か
スーパーGTに参戦するARTAが、2023年シーズンからメンテナンス会社を変更するという噂がある。
写真:: Masahide Kamio
motorsport.comが複数の関係者から得た情報によると、現在スーパーGTに参戦しているARTAは、来季からメンテナンス会社を株式会社セルブスジャパンから株式会社M-TECに変更する可能性があるようだ。
ARTAは2007年、伊藤大輔とラルフ・ファーマンを擁してスーパーGTのGT500クラスでタイトルを獲得。その翌年から15年に渡ってセルブスジャパンと提携してきた。
ただ来季からはその体制が変わり、TEAM Red Bull MUGENとして16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTを走らせる株式会社M-TECが、ARTAの8号車ARTA NSX-GTのメンテナンスを担当するという話が聞こえてきている。
この体制変更によって、実質的なM-TECもしくはARTAの2台体制となるのか、GT300クラスの55号車ARTA NSX GT3の体制がどうなるかについては不明だ。一説にはARTAがGT300クラスの参戦を見送るのではという情報もある。ただ関係者サイドにもまだ話が降りてきていない部分があるようで、ARTA側も決まっていることは何もないとしている。
今季のARTAは8号車の野尻智紀と福住仁嶺が第2戦富士で勝利を挙げるもそこからは苦しいレースが続き、現在最終戦を残した段階でランキング12番手。武藤英紀と木村偉織がドライブする55号車も現在ランキング27番手と苦戦を強いられている。
一方、自社の16号車を含めて2台をメンテナンスすることになるであろうM-TECの来季体制についても様々な噂が飛び交っているが、レッドブルとのパートナーシップを含め現在調整中とみられている。タイヤメーカーがブリヂストンに変更になる可能性があるという噂もキャッチしているが、まだ10月下旬ということもあり、今後の進捗次第では例年年明けに行なわれている体制発表までに状況が変わってくる可能性も大いにあるだろう。
additional reporting by Gary Watkins
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