急きょSGTデビューが決まった松下信治「3日前に亜久里さんから連絡がきた」
2020年のスーパーGT第7戦もてぎで、高木真一の代役として#55 ARTA NSX GT3をドライブすることになった松下信治は、ミスをしないように心がけたいと語った。
写真:: Masahide Kamio
ツインリンクもてぎで今週末に開催される2020スーパーGT第7戦。急きょ#55 ARTA NSX GT3の一員として参戦することになった松下信治は、走行開始に向けて慌ただしく準備を進めていた。
今季の55号車は、高木真一と大湯都史樹もコンビで戦ってきた。しかし、先週岡山国際サーキットで開催されたスーパー耐久第3戦で高木が大クラッシュを喫し、右手首と腰椎を骨折してしまった。この影響により、今季のスーパーGT終盤2レースを欠場することが余儀なくされ、その代役として松下が抜擢されることとなった。
なお、高木は木曜日(11月5日)に手術を無事に終えて、今後しばらくはリハビリに専念することになるという。
今季はFIA F2に参戦していた松下だが、シーズン途中でシートを失うこととなり、先月帰国。14日間の自主待機完了後は、スポンサーに挨拶に赴く以外は特に何もしていなかったという。しかし高木の負傷を受けて、つい数日前にARTAの鈴木亜久里監督から代役参戦の打診があったという。
「(連絡があったのは)3日くらい前です。亜久里さんから直接連絡がありました。僕はレースもない状態だったので『乗れるのはありがたいです』と伝えて、最終的に亜久里さんが決めました」
「(亜久里さんからは)楽しめとは言われましたが、55号車はランキング上位にいるのでポイントを獲ってほしいとも言われています。リタイアせず、良いレースをしないといけないなと思います」
そう語った松下だが、彼にとってはこれがスーパーGTデビュー戦。この日もサーキットに着くと真っ先にピットガレージに向かい、マシンに乗り込んでステアリングのスイッチ類などを確認したり、ドライバー交代の練習をしたりと、慌ただしい1日を過ごした。
「自分ができることはやりたいなと思っていますが、クラッシュしないでほしいとは言われているので、その辺は気をつけたいです。(速度差のある)GT500が後ろから来るので、そこは不安ではありますね」
「(事前の勉強なども)少しはしましたが、やっぱり周りから言われるよりも、実際に自分でやってみないと分からないなと思っています。今週はミスをしないことを意識して、かつ自分の良さを出すのが目標です」
また松下は、今回の参戦はあくまで高木の代役参戦であることを強調。来季のスーパーGT参戦の可能性については、詳しく言及はしなかった。
「(ツーリングカーのレースには)乗ることはないだろうなとは思っていましたけど、今回は良いチャンスだなと思っています。来年乗るとかという話ではなくて、今回はあくまで代役です。それが務まるように頑張ります」
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