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【パドック情報まとめ出し】あの“双子マシン”の見分け方は? つちやスープラ製作秘話も:スーパーGT富士テスト

2022年スーパーGT富士公式テストでmotorsport.comが収集した情報、こぼれ話を一挙放出!

#23 MOTUL AUTECH Z

3年ぶりに母国へ

・今季のスーパーGTは第3戦鈴鹿(5月28日、29日)の後、第4戦富士(8月6日、7日)まで2ヵ月以上のインターバルがある。NISMOのロニー・クインタレッリは2019年のクリスマス以来ずっと母国イタリアに帰っていないが、現在渡航制限が緩和されていることもあり、このインターバルを利用して帰国することを計画しているという。世の中の状況次第では、クリスマスにも奥様とふたりのお子さんを連れてイタリアに戻りたいとのこと。ぜひ叶ってほしいものだ。

“双子マシン”の見分け方を覚えよう!

・そのカラーリングが似ていることでも話題になっている23号車MOTUL AUTECH Zと3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z。今回のテストから3号車にはフロントグリルの上部とリヤバンバーに黄色のラインが入っているが、これはNISMOの広報担当者によると、3号車と23号車を遠くからでも見分けられるようにするためのものだという。

・ちなみに3号車と23号車の違いは他にもある。ミラー、ルーフ、リヤウイングの色も異なり、それぞれ3号車が赤、23号車が黒となっている。また、3号車の“青眼”こと青色のヘッドライトも継続となっている。

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#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z
#23 MOTUL AUTECH Z

ドアだけフルカラー

・テスト初日にタイヤバーストに見舞われた16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT。このアクシデントで左のドアが破損したため、その部分だけテストカラーではなく、レッドブルのフルカラーリングになっていた。笹原右京曰く、昨年使用されていたドアに交換して走っていたという。

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#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT

#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT

Photo by: Masahide Kamio

ルーキーレーシング、富士に新ファクトリー建設

・ルーキーレーシングは、富士スピードウェイの西ゲート付近に新ファクトリーを建設。既にスーパーGTとスーパーフォーミュラのチームがそこで仕事を開始している。ちなみに2棟目の建設も予定されており、何か大きなプロジェクトの香りを漂わせている。

・ルーキーレーシングと言えば、今季から各参戦カテゴリーでチェックのカラーリングを採用している。昨年までは迷彩柄を使用していたが、変更に至ったのは権利関係の事情があるのでは、という話も聞こえてきている。

#14 ENEOS X PRIME GR Supra

#14 ENEOS X PRIME GR Supra

Photo by: Masahide Kamio

NSX GT3にアップグレード投入

・今回のテストでも速さを見せていたGT300クラスのNSX GT3勢(18号車UPGARAGE NSX GT3 、55号車ARTA NSX GT3)は、共に最新の“Evo2”アップグレードが施されている。これについて55号車を駆る武藤英紀は「確実に速さがあると思います。ジオメトリーも変わっていて、ロールセンターが若干高くなり、低速コーナーでの回頭性が良くなりました」とコメントしている。

正式カラーリングをお楽しみに

・これまで明らかにされていなかったJLOCの2台の車名が、今回で明らかとなった。87号車は『Bamboo Airways ランボルギーニ GT3』、88号車は『weibo Primes ランボルギーニ GT3』。前者はハノイ-成田間の運航が最近スタートしたベトナムの航空会社から、後者は中国のSNSからスポンサードを受けている。これら2台のカラーリングは開幕戦前に公開されるが、ベースカラーはテスト時と変わらないとのこと。

・また、テスト用カラーリングで参加していた100号車STANLEY NSX-GTも、開幕戦前のタイミングで正式カラーリングを発表するとしている。

国さんを偲ぶセレモニーが第2戦富士で開催へ

・富士テストを前にこの世を去った、TEAM KUNIMITSUの高橋国光総監督。モータースポーツ界を黎明期から支えた偉大なレジェンドの逝去に際し、GTアソシエイションの坂東正明代表は「きちっとした形で、ファンと一緒に国さんに敬意を表したい」として、5月の第2戦富士の決勝日にてセレモニーを実施する予定であると明らかにした。

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Naoki Yamamoto, #100 STANLEY NSX-GT

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Photo by: Masahide Kamio

大クラッシュの10号車、ダメージは甚大

・テスト初日に大クラッシュを喫し、2日目の参加を見合わせた10号車TANAX GAINER GT-R。ダメージはフレームにまで及んでいるようで、開幕戦は先代の個体等で乗り切ることになるのでは……そんな噂も聞こえてきた。

#10 TANAX GAINER GT-R

#10 TANAX GAINER GT-R

Photo by: Motorsport.com / Japan

関口雄飛、ひとりでテストをこなす

・2日目午後にトップタイムをマークした39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra。実は今回、中山雄一のコンディション不良により2日間を通して全て関口雄飛がステアリングを握っていた。2日目だけでも100周以上走った関口だが、「体力的には全く問題ありませんでした」と話している。

あなたの出品物、25号車の一部になっているかも?

・今回の富士テストでついに姿を見せた、HOPPY team TSUCHIYAのGRスープラ。若き職人たちがほぼイチから作り上げたマシンだが、GT300規定の車両はかかるコストも莫大であるため、ミラーやワイパー、ヘッドライトなどは某オークションサイトで入手。リヤウイングの翼端板やディフューザーの一部はベニヤを用いているという。そんなスープラに土屋武士監督らが寄せる思いなどは、後日記事としてお届けする予定だ。お楽しみに。

#25 HOPPY Schatz GR Supra

#25 HOPPY Schatz GR Supra

Photo by: Motorsport.com / Japan

勝者のマインド

・エンジニアとして数々の実績を誇るTGR TEAM ZENT CERUMOの田中耕太郎監督に取材中、彼はこんなことを言っていた。「自分を見失わないために、心の内に秘めている言葉があります。我々は学問をやっている訳ではない。数字やデータは参考にはなるけど、何より結果が全て。『数字ではこうなっているのに……』と言い訳したくなりますが、私の仕事は結果を出すこと。頭でっかちにならないで、何がダメなのかよく考えよう。そう言い聞かせてやってきました」

 名エンジニアからいただいた“金言”を共有して、今回のパドック情報の締めとさせていただきたい。

 
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