WEC

ポルシェ963、今年中のWECデビューなるか? WEC最終戦の出場は「テストが順調に進めば……」

ポルシェは、11月のWEC最終戦バーレーンにLMDh車両『963』を出走させるかどうか、夏までのテスト結果を踏まえて判断する予定だ。

Gary Watkins

Gary Watkins

編集: 2022/07/25 1:46

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Porsche 963

 ポルシェは6月24日(金)、グッドウッドで行なわれた「フェスティバル・オブ・スピード」でLMDhマシン『963』を発表した。

 車両のアンベイルに合わせて、2023年シーズンの世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)への参戦体制やマシンカラーリングが発表された他、本格的なデビューを前に今季のWEC最終戦バーレーンへの参加を目指すことが発表された。

Read Also:

 しかしポルシェは、963がバーレーンに参戦するのは、テストプログラムが十分に成熟した場合に限ると考えている。

「クルマにとっても、チームにとってもベストなテストができれば、レースに出る」

 ポルシェのモータースポーツ責任者であるトーマス・ローデンバッハは、motorsport.comにそう語った。

「その後バーレーンに向かうことになるが、それは理に適っている場合、マシンの開発やチームの構築という点で整理されている場合に限られる。確約はできないが、我々の目標であることは間違いない」

 2023年のLMDh車両の本格デビューに先立ち、WECは2022年に招待制・非ポイント対象でLMDh車両の出場を認めている。これは、2023年シーズンからの性能調整を決める上で、できるだけ多くのデータを収集できるよう考案されたものだ。

 そして各メーカーのマシン開発状況を見るに、この制度を活用できるのはポルシェくらいだろう。しかしローデンバッハは、WECを主宰するFIAやACO(フランス西部自動車クラブ)からレースへの参加を迫られることはないと主張した。

「彼らが私たちに会いたいと思っていることは想像できるが、プレッシャーはない」

「我々はそれをチャンスであり、良いオファーだと考えている」

 ファクトリーチームとして活動するポルシェ・ペンスキー・モータースポーツチーム(PPM)のマネージングディレクターを務めるジョナサン・ディウグイドも、同様の意見を強調した。

「我々は、きちんとした準備ができれば行くというだけで、ただやったというためだけのために行くのではない」

「あと数週間もすれば、複数のマシンが走るようになり、テストスケジュールに影響を与えることなくマシンを配置できるようになる」

 12月にデイトナで行なわれるIMSAの公式テストに参加するかどうかは、WECバーレーンへの出場判断に影響はないという。963の北米でのテストは、7月にセブリングで行なわれる予定だ。

 ポルシェと組むチーム・ペンスキーは、今シーズンWECのLMP2クラスにエントリーしていたが、ル・マンを最後に参戦を終了。この決定は、テストの柔軟性を維持したいという思いからの決定だったと、ディウグイドは語った。

「WECのラウンドがあるからテストできない、というのではなく、『2週間後にここでテストしよう、3週間後にあそこに行こう』と言える自由が欲しかったんだ」

 963は今年1月から走行を開始したが、これまでに8000km近い距離を走破。しかし、これまでのところ予想よりも走れていないのだという。

「決断のきっかけは、現時点で7900kmを走破したことだが、希望はもう少し多かった。我々は少し遅れているという感覚があるんだ」

「(ペンスキーのLMP2クラスでの活動は)毎レースリードラップを走ること、そしてWECとそのすべての手順に触れることを目標にした」

「セブリングとスパ(2022年の第1戦と第2戦)ではそれを達成し、ル・マンでは1周遅れのフィニッシュとなった」

「レースやテストを総じて考えれば、我々は目標を達成したことになる」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 夢の頂点へ。キャシディ、フェラーリとの関係構築がLMH参加への足がかりに? スーパーGTの経験が活きると語る

次の記事 プジョー9X8、いよいよデビューへ!「チームとしてはゼロからのスタートになる」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Gary Watkins



マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?

F1

F1 1 ヵ月前

マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?



未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」

WEC

WEC

24 Hours of Le Mans

3 ヵ月前

未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」



WECの次期ハイパーカークラスの規則骨子が発表。1規格に統一も、シャシー&ハイブリッドの独自開発が認められる方向に。水素車両の参入も?

WEC

WEC

24 Hours of Le Mans

3 ヵ月前

WECの次期ハイパーカークラスの規則骨子が発表。1規格に統一も、シャシー&ハイブリッドの独自開発が認められる方向に。水素車両の参入も?

最新ニュース



F1レギュレーション”批判多数”の風潮に待った? ベッテルの金言。「全て賛同するわけじゃないが……F1には責任がある」

F1

F1 F1 5 分前

F1レギュレーション”批判多数”の風潮に待った? ベッテルの金言。「全て賛同するわけじゃないが……F1には責任がある」



ホンダF1、次なる舞台はPUに厳しいバクー。最近のドライバビリティ改善は好材料「エネルギーマネジメントやエンジンの最適化を進める」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

58 分前

ホンダF1、次なる舞台はPUに厳しいバクー。最近のドライバビリティ改善は好材料「エネルギーマネジメントやエンジンの最適化を進める」



3位ベッツェッキ「トップ2の方が少し速かった。でもいい仕事ができた」

MotoGP

MGP MotoGP

オーストリアGP

1 時間前

3位ベッツェッキ「トップ2の方が少し速かった。でもいい仕事ができた」



タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

スーパーGT

SGT スーパーGT

第6戦:SUGO

1 時間前

タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録