WECシルバーストン予選:小林可夢偉が圧巻アタック。トヨタ7号車がポール獲得
2019-2020年のWEC開幕戦、シルバーストーン予選はトヨタ7号車がポールポジションを獲得した。
写真:: JEP / Motorsport Images
2019-2010年のFIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦シルバーストーンの予選は、7号車トヨタTS050 HYBRIDがポールポジションを獲得した。
最初のアタックでトップに立ったのはトヨタ7号車のマイク・コンウェイ。1分36秒038で、僚友8号車の中嶋一貴に0.669秒差をつけた。このタイムは、昨年の予選ベストタイムを0.8秒以上も上回るものだ。コンウェイはすぐさまピットイン。小林可夢偉へとバトンタッチした。
一時はレベリオン1号車(ブルーノ・セナ)が2番手につけたが、中嶋は2度目のアタックで1分36秒307を記録。2番手にポジションを上げてピットに戻り、セバスチャン・ブエミに後を託した。
一足先にアタックに入った小林は、コンウェイのタイムを更に上回る、1分35秒992をマーク。これにはチームメイトのブエミも0.3秒ほど届かず、7号車が開幕戦のポールシッターとなった。
8号車は、0.300秒差の2番手。3番手はレベリオン1号車で、7号車とは0.545秒差と、トヨタとプライベーター勢の差が確実に詰まっていることを示す結果となった。ジネッタ勢は、チームLMT6号車が5番手となっている。
LMP2クラスは、29号車レーシング・チーム・ネーデルランドが頭ひとつ抜け出す速さを見せてクラストップ。ユナイテッド・オートスポーツの22号車が2番手となった。
33号車ハイクラス・レーシングは、山下健太が最初のアタックを担当し、クラス5番手タイム。最終的にクラス6番手で予選を終えた。
LM GTE Proクラスは、AFコルセ・フェラーリ勢がトップ2を独占。51号車がトップに立ち、71号車が2番手となった。3番手は97号車アストンマーチンだったが、51号車とは0.821秒差をつけられた。
フリー走行で好調を示していたポルシェの91号車は、ジャンマリア・ブルーニがスピン。ピットに戻ろうとしたものの、ダメージを負って剥がれたタイヤがボディワークを叩き、パーツがコース上に散乱してしまい、赤旗掲示の原因となった。走行中断中に迅速にマシン修復が行われ、91号車はクラス4番手で予選を終えた。
LM GTE Amクラスは、TFスポーツの90号車アストンマーチンが、98号車のアストンマーチン・レーシングを抑えてクラストップとなった。
【リザルト】WEC開幕戦シルバーストン:予選結果
順位 | ドライバー | 周回数 | 平均タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マイク コンウェイ 小林 可夢偉 ホセ・マリア ロペス |
6 | 1'36.015 | 221.252 | ||
2 | セバスチャン ブエミ 中嶋 一貴 ブレンドン ハートレー |
10 | 1'36.315 | 0.30 | 0.30 | 220.563 |
3 | ブルーノ セナ グスタボ メネゼス ノーマン ナトー |
8 | 1'36.560 | 0.545 | 0.245 | 220.004 |
4 | Nathanael Berthon Pipo Derani ロイック デュバル |
7 | 1'37.024 | 1.009 | 0.464 | 218.952 |
5 | Mike Simpson オリバー ジャービス Guy Smith |
10 | 1'37.220 | 1.205 | 0.196 | 218.510 |
6 | Charlie Robertson Ben Hanley Egor Orudzhev |
9 | 1'37.464 | 1.449 | 0.244 | 217.963 |
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