ホンダ、MotoE参戦に興味も、”戦える準備ができるまで”様子見?
ホンダMotoGPのテクニカルディレクターである横山健男は、十分な競争力を発揮する準備が整うまでMotoEには参戦しないだろうと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
今年から発足した、電動バイクによって争われる2輪レースカテゴリー“MotoE”。3月に発生した火災によってマシンが焼失し、開幕が5月から7月にずれ込むといったハプニングもあったが、ここまで2レースを完了している。
MotoEには現在、MotoGPの全サテライトチームと、Moto2、Moto3の一部のチームが参戦している。しかし将来的に、MotoGPを戦っているマニファクチャラーがMotoEに参戦する計画は、現時点で浮上してきていない。
記念すべき最初のMotoEレースは、MotoGP第9戦ドイツGPのサポートレースとして行われた。翌第10戦チェコGPの際に行われた記者会見の中で、ホンダMotoGPテクニカルディレクターの横山健男は、MotoEがモーターサイクルレースの“未来”となる可能性があるとしながらも、十分な競争力のあるバイクを作る準備がまだできていないと語った。
「ホンダとしては、(電動レースは)2輪レースの未来になり得ると考えています」
「それを否定することはできません。だからこそ、MotoEで起こっていることを注意深く、興味深く見ています」
「しかしながら、ホンダが現時点ですぐに参戦する準備ができているかと言われれば、ノーと言わざるを得ません」
「もし我々がこのようなタイプの選手権に参戦する場合には、このシリーズに中途半端ではなく、きちんとした形で挑みたいと思っています」
「もちろんホンダはある程度テクノロジーを持ち合わせていますが、まともなレースをするためには準備が足りません。したがってすぐにその選手権に挑みたいとは考えていません」
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