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DTM代表ベルガー、構想する電動新シリーズはFEとは”まったく異なる”

DTMの運営会社であるITRのゲルハルト・ベルガー代表は、先日明らかになったDTMの”未来のツーリングカー”シリーズの構想は、フォーミュラEとは完全に異なるモノを提供すると説明する。

Tom Errington

編集: 2024/01/24 3:12

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 DTMは、バッテリーもしくは燃料電池から供給されるエネルギーを使用して戦う、電動ツーリングカーによるシリーズの構想があることを発表した。このシリーズで使われるマシンは最高時速320km、出力も1000馬力を誇るといい、さらにレース中には産業用ロボットを活用して、バッテリーもしくは水素燃料タンクを交換することになるという。

 DTMを運営するITRのゲルハルト・ベルガー代表は、マーケティングの面では賞賛しながらも、フォーミュラEに批判的な人物だった。

 フォーミュラEもDTMが構築を目論む電動ツーリングカーシリーズ同様、電動マシンによる選手権。その持続可能性を担保するために、開発が許される領域が段階的に解禁される形となっているが、多くの自動車メーカーが参入するなど、年々盛り上がりを見せている。

 フォーミュラEと、DTMが構想する新シリーズについて尋ねられると、ベルガーは次のように語った。

「私がいつも言ってきた通り、フォーミュラEはマーケティングのプラットフォームとして理に適っている。多くの企業が関与している理由を理解できるよ」

「私が批判してきたのは、そのスポーツ自体だ。マシンは遅すぎるし、ドライビングスタイルは戦略やエネルギーマネジメントによってあまりにも強く特徴付けられてしまっている」

「概念の研究として紹介したマシンは、全く異なるモノを提供できるはずだ」

「ここでは、高性能のレーシングカーについて話をしている。DTMと同様に、高速で、刺激的で、ホイール・トゥ・ホイールのレースをすることができる」

「もうひとつのメリットは、この新シリーズで使われるクルマは、ディーラーで購入することができるクルマと同じように見えることだ。このクルマはブランド、メーカーごとに認識され、区別できるようになっている」

「だからファンは、このマシンを見分けることができるんだ」

 DTMが発表した未来のシリーズに向けた見通しでは、テクノロジーやレース、コスト面、ファンやスポンサーそしてメーカーからの関心などといったことなどを含む、実現可能性をチェックする必要があるとされていた。

 このコンセプトの実現可能性について尋ねられたベルガーは、次のように語る。

「明らかに、それは多くの要因に依存することになるだろう」

 そうベルガーは語った。

「まず第一に、技術的な実現可能性だ。しかし我々は、この分野を非常に集中的に調査している。そして今では専門家の専門知識を活用し、その実現可能性を評価し続ける必要がある」

「例えばピットストップに関する野心的で革新的な技術を考える時、バッテリーやロボットメーカーも含まれることになる」

「当然、開発へ向けた資金提供について考えることも非常に重要だ。適切にバランスを取る必要があるんだ」

 ベルガーは、特定のコストについて議論するのは、まだ早すぎると語った。

「DTMと同様に、コストを管理する必要がある。急上昇させるわけにはいかない」

 そうベルガーは説明する。

「そしてこれは、開発の大部分が一元管理されている場合にのみ可能だ。電気モーターやパワーエレクトロニクス、バッテリーまたは燃料電池などが標準化される必要がある」

「我々はすでに、DTMで効率的に標準化されたパーツのコンセプトを手にしている。それにより、状況を非常に効果的に判断するすることができるだろう」

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