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アストンマーチン、DTMでBMWのエンジン使用? SGTの3メーカーに問い合わせナシ

アストンマーチン・バンテージDTMを走らせるR-モータースポーツに、スーパーGTのメーカーがエンジンを供給する可能性は低いようだ。

Daniel Juncadella, R-Motorsport, Aston Martin Vantage AMR

写真:: Alexander Trienitz

 2019年からDTMにアストンマーチン・バンテージDTMで参戦しているR-モータースポーツ。HWAとの提携解消により、来季使用するエンジンが未定となっているが、スーパーGTに参戦しているホンダ、日産、トヨタはエンジンを供給する可能性が低く、BMWが最有力候補となっているようだ。

 2018年限りでメルセデスがDTMから撤退し、代わりにアストンマーチンが支援するR-モータースポーツが参戦。メルセデス傘下のHWAと提携し、短時間でバンテージDTMが作り上げられた。

 しかしバンテージDTMは信頼性が低く、特にエンジントラブルに悩まされた。その結果、R-モータースポーツは今年10月に、エンジンビルダーだったHWAとの提携解消を発表した。

 先日富士スピードウェイで行なわれたスーパーGTとDTMの特別交流戦にアストンマーティンは参加していなかったにも関わらず、R-モータースポーツの代表であるフロリアン・カメルガーは来日。ステアリングコミッティの一員として、DTMやスーパーGTのマニュファクチャラーと共に会議を行なった。

 カメルガーは今後数週間以内に、チームのプログラムを発表できると富士でmotorsport.comに語った。

 DTMを戦うためのエンジンがないR-モータースポーツにとって、スーパーGTおよびDTMに参加している5メーカーがエンジン供給元の候補となってくる。

 中でもホンダは、F1でアストンマーチン・レッドブル・レーシングにパワーユニットを供給していることから、R-モータースポーツにエンジンを供給するのではないかという推測もあった。

 しかし、ホンダの清水宏モータースポーツ部部長は、「R-モータースポーツから問い合わせは受けていない」と、motorsport.comに話した。

 また、トヨタGR統括部の高橋敬三主査も、カメルガーからエンジン供給について聞かれていないとコメント。また、スーパーGTに参戦する3メーカーは現在、2020年に導入する新型車両の開発に取り組んでいる真っ最中であり、スーパーフォーミュラ用のエンジンを製造する必要があることからも供給は難しいと語った。

「私はフロリアン・カメルガーを知っていますし、金曜日に富士で彼を見かけましたが、彼らから何も聞いていませんし、何も問い合わせは受けていません」

「その件に関する会話はありませんでした。そしておそらく、アストンマーチンにエンジンを供給することはできないでしょう」

「私たちのエンジンに関するキャパシティには限界があるからです。私たちはスーパーGTに6台、スーパーフォーミュラに11台のマシンを参戦させています」

「来年に向けて新しいGT500車両を開発しなければいけません。6台のマシンを作ることになっているので、現時点ではキャパシティがありません」

 一方、日産系チームの松村基宏総監督は、”理論的には”エンジンを供給することは可能だとしながらも「しかしそれには時間もかかりますし、予算の問題もあります」と答えた。

「もし要求があれば、もちろんそれをアストンマーチンと話し合うでしょう。ですが、これまで要求はありませんでした」

 アストンマーチンはスーパーGTとDTMで採用されているClass1規定の2リッター直列4気筒ターボエンジンを作るつもりはないと考えられている。アストンマーチンが販売するロードカーと関連性がほとんどないエンジンだからだ。

 最近になって、カメルガーはDTMの外側でエンジンサプライヤーを探すことはできるとmotorsport.comに語ったものの、現実的な選択肢はアウディとBMWのどちらかということになるだろう。さらに、すでにアウディとの交渉は失敗に終わり、BMWとの提携が最も可能性の高いシナリオだと考えられている。

 BMWモータースポーツのイェンス・マルカート代表は「それはアストンマーチンとR-モータースポーツにとって、最も重要なトピックだと思う」と語った。

「それについての話し合いは、R-モータースポーツとフロリアン・カメルガー次第だ」

 エンジンが決まらないという状況に、R-モータースポーツがDTM参戦を継続しないのではないかという憶測もされているが、チームはすでに2020年もDTMを戦うことを発表している。

 DTMを運営するITRのチェアマンであるゲルハルト・ゲルガーは、アストンマーチンがグリッドに残ることを信じたいと富士で述べた。

「フロリアンは、自分たちが全てを管理しており、全てが適切な方向に進んでいて、制限時間以内にそれを決定できるだろうと言っている」

「彼らにはパートナーもいるし、パッケージもある。彼が言っていることを信頼している。なぜなら、彼は昨年(DTM参戦前)も同じことを言っていて、約束を守ったからだ」

 ベルガーは、R-モータースポーツが最近、2020年に向けてスペアパーツをオーダーしたと付け加えた。一方で、R-モータースポーツが2019年のマシンを売却したという噂もあり、今後行なわれるルーキーテストには参加しないことが発表されている。

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