メルセデス、最速の座を取り戻せるか? ボッタス、シミュレーターで「数え切れないくらいのモノを試した」

バルテリ・ボッタスは、メルセデスの新しいマシンをより深く理解するために行なったシミュレーター作業で、数え切れないほどのセットアップ項目を確認したと話した。

メルセデス、最速の座を取り戻せるか? ボッタス、シミュレーターで「数え切れないくらいのモノを試した」

 2021年シーズンのF1開幕戦バーレーンGPでは、メルセデスのルイス・ハミルトンとレッドブルのマックス・フェルスタッペンが激しい優勝争いを繰り広げた。結果的にハミルトンが優勝したにも関わらず、メルセデスはペース面でレッドブルに後れをとっていると考えており、2014年から続くダブルタイトル7連覇の記録をさらに伸ばすためには、新車『W12』のパフォーマンスをさらに上げていかなければならないと考えている。

 W12はバランスに問題を抱えており、特にリヤが不安定な様子が見受けられる。そのため、メルセデスは良いセットアップを見つけることができれば、大きな成果が得られると確信している。

 バーレーンGPの後、第2戦エミリア・ロマーニャGPまでの3週間では、バルテリ・ボッタスがメルセデスのファクトリーでシミュレーター作業を行ない、様々な確認を行なったという。

「レースの合間に、僕はブラックリーのシミュレーターに行ってセットアップに取り組み、答えを見つけようとしてきた」

 そうボッタスは語った。

「シミュレーターでは、どれだけの数のセットアップアイテムを試したか数え切れないほどだ。でも少なくとも、ここイモラに来て何を選択すべきかという点で、良いツールボックスを手に入れたと思う」

 メルセデスのデータによると、レッドブルは現在、主に高速コーナーでアドバンテージを持っており、その他のエリアではかなり僅差なのだという。

「今のところ、レッドブルは高速コーナーでかなり強いようだ」と、ボッタスは説明した。

「それ以外の場所はほんのわずかな差しかない」

「しかしバーレーンは独特なタイプのサーキットだったから、ここでどうなるか見てみよう。バーレーンの路面は本当に荒くて、グリップも低い」

「ここはもっとグリップが高くて、タイヤがオーバーヒートしにくくなっているので、どうなるか様子を見てみよう」

 バーレーンGPで勝利を収めたハミルトンは、レッドブルが優れたパッケージを持っていることは確実だと話し、メルセデスとの激しいバトルが展開される”楽しいシーズン”になるだろうと語った。

「レッドブルが素晴らしいパッケージでシーズンをスタートしたのは明らかだと思うし、マックスもとてもいい走りをしていた」

「良いシーズンを迎えることができるだろう。もちろん、気温や路面の違いなど、次のレースでは何が起きるかは分からないけど、いずれにしても楽しいものになるだろう」

 明確に”最速のチーム”ではなくなったメルセデスだが、アプローチは変わるのかと訊かれたハミルトンは次のように答えた。

「僕たちにとっては何も変わらない。いつもと全く同じ様に週末を迎える。壊れていないなら、直さなくていいんだ」

「フェラーリとは何度もバトルしてきた。セブ(セバスチャン・ベッテル)がフェラーリにいた時もそうだったと思う。僕たちは淡々と、自分たちのやるべきことを続けるしかないと思う」

「僕たちは挑戦することが好きだし、前にも言ったように、こんな挑戦ができることは僕たち全員にとってエキサイティングなことなんだ。僕たちはチャレンジが大好きなんだ」

 ボッタスはレッドブルかメルセデス、どちらかがシーズンを支配できるような状態にはならないと考えており、レースごとに状況は変わると主張した。

「スタート地点を考えると、今年グランプリを支配することは難しいと思うけど、それは誰にも分からないことだ」

「でもさっきも言ったように、まだひとつのサーキットでしかクルマに乗ることが出来ていないし、サーキットごとに大きくパフォーマンスが変わると僕たちは考えている。だから誰にも分からないんだ。でも、今年は誰かが支配するなんて考えられない」

 
 

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