角田裕毅、イモラで連日のミスにより入賞逃す「プッシュする必要などなかったのに」
F1エミリア・ロマーニャGPの決勝を最後尾からスタートしながら、一時はポイント圏内まで浮上していたアルファタウリ・ホンダの角田裕毅。しかしスピンにより入賞を逃したことについて、「同じようなミスはもうしない」と語った。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースで自らのミスによりポイントを逃したことを振り返り、今は学んでいるところであり、同じようなミスを二度と犯さないようにしたいと語った。
角田は今回のレースを最後尾グリッドからスタートした。予選Q1でクラッシュし、ノータイムに終わったためだ。
角田は徐々に順位を上げ、赤旗中断からのレース再開時には9番手の入賞圏内まで浮上していた。しかしリスタート直後、前を走っていたルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜こうとしたところターン6でスピンを喫し、リードラップ最後尾に落ちてしまう。
角田はその後、前を行くマシンとの差を詰めたが、結局13位でレースを終えることになった。
「今週末は、自分のせいで大変にしてしまいました。2日連続で、ふたつの大きなミスをしてしまったんですから……これは、受け入れられないことです。今回はそこから学び、次は同じようなことをしないようにするだけです」
角田はレース後にそう語った。
「予選Q1でも、今週のマシンのパフォーマンスを見れば、それほどプッシュする必要はありませんでした。必要ないのに、なぜプッシュしすぎてしまったのか分かりません。それは、僕のミスでした。そこから学ぶだけです」
「チームには、ただ『申し訳ない』とだけ言いました。フランツ(トスト/チーム代表)は、『気にするな。それは学びだ』と言ってくれました。そして、僕はルーキーです。F1での1年目です。そこからただ学ぶだけで、次回は絶対にそれをしないようにしなければいけません」
「僕は自分自身に欲求不満を感じています。ペースは優れていたし、ルイスをほとんど抜いたところでした。何度も言いますけど、スペースも十分にあったんです。僕が自分ひとりで難しくしてしまっていました」
またレース中、角田にはトラックリミット違反が相当数あったとして、5秒のタイム加算ペナルティと、ペナルティポイント1が科された。これについては驚きだったかと尋ねられた角田は、次のように語った。
「僕の立場から言えば、正直に言ってあまり気にしていません。ただ、苛立っていたんです。僕はできるだけ速く走ろうとしました。僕はトラックリミットを何度も犯しました……3回です。それはもちろん、将来に向けては良いことではありません」
「僕は集中力を維持する必要があります。赤旗が出るまでは、うまく集中できていました。でも赤旗後は、集中力を失ってしまったようです。今回のことは、将来に向けた教訓だと思います」
「多くの日本のファンが、今週を楽しみにしてくれていたと思います。しかし、まったく逆の結果になってしまいました。まだ21戦が残っています。僕は、もっと良くしていくだけです」
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