フェラーリ、母国イタリアGPに特別カラーリングで臨む。モンツァ100周年を記念しイエローを追加
フェラーリは母国イタリアGPに向けて、舞台となるモンツァの100周年を記念した特別カラーリングを施し臨む。
写真:: Ferrari
母国レースのイタリアGPを週末に控えるフェラーリはソーシャルメディアを介して、舞台となるモンツァの100周年を記念した特別マシンカラーリングを公開。ドライバーのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.が身を包む、特別カラーのチームキットも合わせて発表した。
イタリアGPの特別マシンカラーリングでは、既存のデザインにイエローのエンジンカウルとリヤウイングプレートを追加。リヤウイングには”F lunga”のロゴをイエローであしらい、HALOの付け根にも差し色として加えられている。
ドライバーが着用するレーシングスーツやヘルメットも、イタリアGPに向けてメインカラーがイエローへ変えられている。
フェラーリと言えば、レッドが象徴的なカラーとして思い浮かぶだろう。しかし、レッドが20世紀初頭からイタリアのレーシングカーに義務付けられていたカラーである一方で、イエローはフェラーリの”セカンドカラー”だ。
フェラーリの本拠地があるマラネロはエミリア・ロマーニャ州モデナ県中にあり、そのモデナの県章にはイエローが使われている。フェラーリのコーポレートカラーもそれに従っているのだ。
「(創設者の)エンツォ・フェラーリは、1929年のスクーデリア設立時、そして75年前の自動車メーカー設立時から、ブルーと共にモデナの県章の配色のひとつであるイエローを会社のエンブレムに選んだ。そして上部にトリコロールの帯を、そして跳ね馬をあしらった」
フェラーリは声明でそう述べた。
「今回は、モンツァ・サーキットの創立100周年という特別な機会を記念しての特別カラーだ」
Charles Leclerc, Carlos Sainz, Ferrari F1-75 Italian GP livery
Photo by: Ferrari
【ギャラリー】いざ母国優勝へ。フェラーリ、F1イタリアGPの特別マシンカラーリングを公開
今回の特別カラーはイタリアGPのみで使用される。ティフォシが迎える今回のイタリアGPでは、ホームレースでフェラーリが3年ぶりの勝利を目指す。
ルクレールは2010年以来となるイタリアGP勝利を2019年にあげたものの、その後2年は上位争いすら叶わなかった。
3年ぶりの母国勝利が欲しいフェラーリだが、”スピードの殿堂”ことモンツァでの優勝候補は、今季圧倒的な直線スピードを見せつけてきたレッドブルだろう。そのアドバンテージもあり、レッドブルは7戦を残してダブルタイトルを手中に収めようかという段階にある。ドライバーズランキングではルクレールが首位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対して109点ビハインドという状況だ。
フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、前戦オランダGP終了後に「モンツァで反撃する必要がある」として次のように語っていた。
「COVID-19後、ティフォシがそこにいるだろう。彼らがグランドスタンドにいるということは、我々にとっては重要だし励みになる」
「今は、魂と感情のために良い結果を出すことが求められている」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments