F1チケット掴んだエイトケン、ラッセル代役説知り“即”チームに電話したと明かす
ウイリアムズから急遽F1デビューを果たすことになったジャック・エイトケンは、ジョージ・ラッセルの代役というチャンスを掴もうと、ルイス・ハミルトンのコロナ感染というニュースを知ると、すぐにチームへ連絡していたことを明かした。
メルセデスのルイス・ハミルトンが新型コロナウイルスに感染したことにより、F1第16戦サクヒールGPを欠場することになった。その代役としてメルセデスは、育成ドライバーでありウイリアムズからF1に参戦しているジョージ・ラッセルを起用することを決定した。
そのラッセルの代役としてウイリアムズからのF1デビューのチャンスを掴んだのが、FIA F2に参戦中のジャック・エイトケンだ。彼はウイリアムズのリザーブドライバーも努めている存在だ。
「忙しい2日間だった。でも今は全てが整えられて満足しているよ」
F1デビューを果たすことになったエイトケンはそう語る。
「仕事をすることに集中できる。本当にワクワクしているんだ」
エイトケンは、“ハミルトンのコロナ感染”報じられ、ラッセルがその代役候補として浮上したことを知ると、すぐにウイリアムズに連絡し、参戦の可能性について尋ねていたようだ。
「チームに連絡をとって『どうなってる?』と聞いたのは、確かに僕のはやる気持ちそのものだったね」
「あれは火曜日午後だった。チームには『状況を見極めている。折り返すからちょっと待っていてくれ』と言われた」
「それで『来い来い!』って数時間待っていたんだ。結局はそれはひと晩に伸びて、水曜日の朝に確認が取れた」
「すると30分やそこらで発表がなされた。全てがあっという間に起こったんだ」
なおmotorsport.comの取材によれば、ウイリアムズはラッセルをメルセデスに貸し出した際に、エイトケン以外のドライバーを乗せることは考えていなかった様子。つまり今季、レーシングポイントで”スーパーサブ”としての活躍したニコ・ヒュルケンベルグのようなドライバーの起用を考慮しなかったようだ。
そして12月4日(金)、エイトケンはウイリアムズFW43に乗り込み、バーレーン・インターナショナル・サーキットにコースイン。彼にとってF1マシンを走らせるのは今季序盤戦のシュタイアーマルクGPでのフリー走行以来のことだ。
エイトケンは3日(水)にシート合わせを完了させたというが、マシンの感触は「とてもいい感じ」と話す。
「オーストリアでFP1を走っていたから、それ(シート)を記憶通りに一通りチェックしただけだったよ」
「僕らは準備して落ち着くための時間はかなりあった。だからこれまでのところはかなりスムーズに進んでいる」
「チームの目標は変わっていない。中段チームとの戦いの中で、多少の混乱や幸運があった時には、ポイントを獲得できればと思っている」
「僕らはそれに向けて、全員でいつもどおりプッシュしていくつもりだ」
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