アレックス・パロウ&パトリシオ・オワード、F1公式セッションデビューへ。マクラーレンがFP1で起用
マクラーレンは、インディカー・シリーズに参戦するアレックス・パロウとパトリシオ・オワードをF1のフリー走行1回目で走らせることを明らかにした。
写真:: Monaco Increase Management
マクラーレンは、今後のF1フリー走行でインディカードライバーのアレックス・パロウとパトリシオ・オワードを起用することを明らかにした。
発表によると、パロウはサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれるアメリカGPのFP1に出走し、ダニエル・リカルドのマシンをドライブする。一方でオワードは最終戦アブダビGPのFP1にて、ランド・ノリスのマシンを走らせる。ふたりは共に前年型マシンでテストを実施しているが、これが公式セッションデビューとなる。
現在F1では、F1出走経験が少ないルーキードライバーを2回フリー走行で走らせる必要があり、マクラーレンは彼らを走らせることでその義務を消化することになる。
マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは次のようにコメントした。
「我々はアレックスとパトをマクラーレンからフリー走行に参加させることができ嬉しく思う。アレックスはインディカーで成功を収めており、チームにとっても彼のフィードバックは有用で、我々としても彼をドライバーとして評価することができる」
「アレックスとパトはバルセロナとオーストリアで行なわれた最近のテストで印象的な走りを見せてくれたので、彼らにMCL36での経験を積ませられることは楽しみだ。そして彼らにとっては、F1という世界的な舞台でそのスキルを見せつける絶好のチャンスだ。そこでは究極のラップタイムを求めるのではなく、チームのレースウィークに向けた準備を手伝うことに焦点が当てられる」
アロー・マクラーレンSPのドライバーとしてインディカーを戦うオワードは次のように語った。
「アブダビで走るのが楽しみで待ちきれない。僕は昨年、このチームと共にテストをして、とても楽しむことができたしドライバーとしても成長することができた。だからMCL36のドライブは素晴らしい経験になると思う」
そして昨年のインディカー王者であるパロウは、来季に向けてアロー・マクラーレンSPへの移籍を画策したものの結果的にチップ・ガナッシ残留となるなど一悶着あったが、F1公式セッションデビューを果たすこととなった。そんなパロウはこうコメントした。
「F1のレースウィークエンドにデビューすることになり嬉しく思う。インディカーで僕のレースを見たことがあるアメリカのファンの前でドライブできることは素晴らしいことだ」
「僕は2021年マシンのマクラーレンMCL35Mでのテストに何度か参加しているので、MCL36で走るのが待ち遠しい。2022年のアメリカGPに向けて、チームの準備を手伝えることを楽しみにしている」
パロウとオワードは共にインディカー通算4勝の実績を誇る。パロウは2021年の年間王者である他、オワードも同年にランキング3位に入っている。
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