F1テスト終盤に一触即発? サインツJr.と交錯のライコネン「彼はキレていた」
キミ・ライコネンは、F1プレシーズンテストの最終盤にカルロス・サインツJr.と交錯したが、“怒っている”彼が接近していることに気付いていなかったという。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれたF1プレシーズンテスト、最終日午後のセッションが終わりを迎える頃に、アルファロメオのキミ・ライコネンとフェラーリのカルロス・サインツJr.がターン10で交錯し、その後非常に接近して走行する姿が国際映像に映し出された。
サインツJr.はこの時、柔らかいコンパウンドのタイヤを履いて最後の予選シミュレーションを行なおうとしていた。しかしスロー走行するライコネンに引っかかってしまい、アタックを中断せざるを得なかった。
リプレイでは、サインツJr.がターン10の進入でライコネンのインサイドに飛び込み、それに気付いたライコネンが慌ててそれを回避した様子が見てとれる。ふたりは共にランオフエリアに飛び出し、その後サインツJr.が残り周回でライコネンを追い回すような動きを見せ、怒りをあらわにしていた。
この件についてライコネンは、アタック中のサインツJr.が背後に迫ってきていることに気付いていなかったと説明。ターン10では接触していないはずだと語った。
「分からないけど、接触していないと思うよ」
「彼がいるなんて全く分からなかったし、最後の最後で彼のことが見えた。だから僕は右に寄ったんだ。他のことは分からない」
「おそらく彼は頭にきていて、僕とゲームをしようとしていた。どちらにせよ、僕たちが接触したかどうかは疑わしいね。そんな感触はなかった」
ライコネンは今回のプレシーズンテストで166周を走破。これは全ドライバー中最多の数字だ。
総合タイムでも4番手につけたライコネンは、2020年の厳しいシーズンを経てチームが進歩を遂げてたことを示すような、まずまずの結果が残せたとテストを総括した。
またライコネンは今回のテスト結果から多くの結論を導こうとはしなかったが、マシンが昨年のものと比べて一歩前進したということは感じているようだ。
「ただのテストだし、他の人が何をしているかは分からないけど、純粋なフィーリングとしては間違いなく昨年よりも良い」
「昨年の終わりに比べても速いと思う。さっきも言ったようにこれはテストだけど、マシンのフィーリングは少し良くなっていると思う」
「最終的にどうなるかは、数週間後に分かるだろう」
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