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レッドブル、アルファタウリの存続を決断。名称変更の可能性は残るも、レッドブルとのシナジーを強化へ

レッドブルのヘルムート・マルコは、アルファタウリの売却やイタリアからの移転を否定。しかし、よりレッドブルとのシナジーを活かせるような体制を整えていくようだ。

Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT04

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 レッドブルは、アルファタウリの売却やイタリアからの移転を断念した。しかし、今後はレッドブルとのシナジーをより重視した体制にシフトしていくようだ。

 レッドブルの新CEOであるオリバー・ミンツラフがアルファタウリのパフォーマンスに不満を持っているという報道が出たことで、アルファタウリの将来は不透明を考えられていた。

 シーズン序盤、マシンパフォーマンスの面で躓いたアルファタウリ。レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、アルファタウリがコース上でのパフォーマンスと商業面の両方で改善する必要があるとプレッシャーを強めた。

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 4月には、長年チームを率いてきたフランツ・トストが今シーズン終了後にチーム代表の差を退き、現在フェラーリでスポーティング・ディレクターを務めるローレン・メキーズが後任となることが発表。元FIA事務局長のペーター・ベイヤーがチームのCEOに就任することになった。

 そして数週間に渡る評価を経て、レッドブルはアルファタウリの運営方法を決定したという。

 レッドブルはチームの売却も検討していたものの、その可能性を排除。現在アルファタウリのファクトリーがあるファエンツァが引き続きチームの主要拠点となる一方で、イギリスの拠点であるビスターでより多くのスタッフを雇用することになるという。

 ビスターにはアルファタウリの空力部門があり、レッドブルとの相乗効果を高めることがその目的だ。

 マルコは、motorsport.comの姉妹サイトである『Formel1.de』のYouTubeインタビューで、次のようにアルファタウリについて語った。

「決断は下された。アルファタウリはレッドブルの完全所有のまま、ジュニアチームとして運営が続けられる」

 しかしマルコによると、ミンツラフはチームに「レギュレーションで認められている限り、レッドブル・レーシングとのシナジーを最大限に利用する」よう求めており、それはミルトンキーンズにあるレッドブルのファクトリーからすぐ近くにあるビスターに、多くのスタッフを移すことを意味している。

「レッドブル・レーシングとの協力関係は、予算制限やシナジーの面でも、より緊密なものになるだろう」と、マルコは明言した。

「FIAで培ったノウハウを持つ(ベイヤーは)とても重要な存在だ。もちろん、それはレッドブル・レーシングにも流れ込むだろう」

 一方でマルコは「多くの選択肢が検討された」としながらも、ファエンツァの拠点は放棄せず、ベイヤーとメキーズを含む「残りのスタッフはイタリアにとどまる」と強調した。

 今季限りで退任するトスト代表も、F1の雇用市場で競争力を高めようとするチームにとって、ファエンツァとビスターをより均等に扱うことは正しい判断だと考えている。

「チームがファエンツァにとどまることは、私の中では常に明らかだった。ここにはすべてのインフラが整っている」

 トストもFormel1.deのYouTubeインタビューでそう説明した。

「アルファタウリはすでに多くの従業員をイギリスにも抱えている。空力チーム全体がイギリスにあるのだ」

「そして将来的には、起用したいエンジニアが何らかの理由でイタリアに行けない場合、イギリスの拠点で働くことができるようにするつもりだ」

「というのも、これまでは経験豊富なエンジニアをイタリアに呼び寄せることが非常に困難だったからだ。経験豊富なエンジニアは35~40歳くらいで、家庭を持ち子どもがいたりするため、イタリアに行きたがらないんだ」

 レッドブルがまだ決めていないのは、レッドブルが持つアパレルブランドを宣伝するアルファタウリの名称が維持されるのか、それともチームの名称がまた変更されるのか、ということである。

「それはまだ決まっていない」とトストは言った。

「レッドブルが将来的にこのチームをどう呼ぶかは、レッドブルの手に委ねられている」

 
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