メルセデス、来季ドライバーは”すでに決定”「選ばれなかった方にも、可能な限り最善のプログラムを提供する」
メルセデスのトト・ウルフ代表は、すでに来季のドライバーとしてバルテリ・ボッタスとジョージ・ラッセルのどちらを起用するか決定したと明かした。
写真:: FIA Pool
7月にルイス・ハミルトンとの契約を延長して以来、メルセデスは彼のパートナーをバルテリ・ボッタスとジョージ・ラッセルのどちらにするか、検討を続けてきた。その発表はまだなされていないが、すでにチーム内部では決定が下されたようだ。
ボッタスは2017年からチームに所属し、これまでチームのコンストラクターズチャンピオン獲得に貢献してきたが、メルセデスの育成ドライバーであり、ウイリアムズで活躍しているラッセルが、メルセデスに移籍するのではないかと見られてきた。
メルセデスは以前、サマーブレイク中にどららをハミルトンのチームメイトに起用するか決断を下すことになるだろうと述べていたが、サマーブレイク明けのベルギーGPでも発表は行なわれなかった。
木曜日に行なわれたFIAの記者会見には、ラッセルとボッタスが出席。ふたりは「まだ共有できるニュースはない」と語り、決定について口を閉ざしていた。
しかし、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、土曜日にすでに決定がなされていることを明らかにした。質問に対して2度『イエス』と答えたウルフは、「私は常にあなたに対して誠実であり続けてきた」と付け加えており、チーム内部で決定が行なわれたのは確かなようだ。
ウエットコンディションとなったベルギーGPの予選ではラッセルが素晴らしいパフォーマンスを披露し、2番手を獲得。ウイリアムズにとっては、2017年イタリアGPでランス・ストロールが4番手になって以来の好結果となった。
ウルフは「(ラッセルが)ポールポジションを獲得すべきだったので、少しがっかりした」とジョークを飛ばしながらも、彼のパフォーマンスは、ラッセルに対するメルセデスの見方や検討内容に違いはないと付け加えた。
「ジョージのことは分かっていると思う」とウルフは語った。
「彼はジュニアカテゴリーでも、ウイリアムズでも、バーレーンで(ハミルトンの代役としてメルセデスで)レースを戦った時にも、傑出した存在だった」
「それを証明するために究極の証拠が必要だというなら、何かが間違っているということだろう」
また、ウルフは来年メルセデスのドライバーとして”選ばれなかった方”が、代替プランとして良い選択肢を持っているかどうかが重要だとも話した。
「簡単に決断できるなら、もっと早く決断していただろう。なぜなら、我々はバルテリとジョージのことをよく知っているからね」
「ふたりとも面倒を見るに値する。ファミリーの一員であり、我々は彼らを高く評価しているのだから、ふたりとも可能な限り最善の方法で世話をするのが当然だ」
「賛否両論はあるだろう。どのドライバーラインアップにも言えることだが、最終的に完璧な話し合いというものは存在しない」
「来年、メルセデスに乗らないドライバーが誰であろうと、状況をうまく管理して、エキサイティングなプログラムを提供し、もう一方はこれまでと同じようにメルセデス内で状況を管理することが必要なのだ」
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