佐藤万璃音、今季もトライデントからFIA F2に参戦決定! チームメイトはビスカール
佐藤万璃音がトライデントとの契約を延長し、2021年もFIA F2に参戦することが決まった。チームメイトは、昨年FIA F3を戦っていたベント・ビスカールが務める。

3月1日、トライデントは2021年のFIA F2に、佐藤万璃音とベント・ビスカールのコンビで参戦することを発表した。なおプレスリリースによれば、ビスカールとの契約は開幕ラウンドのみとされているが、motorsport.comの取材によれば、全戦参戦する方向で調整が進められているようだ。
2020年にF2フル参戦1年目を過ごした佐藤は、厳しい戦いを強いられた。しかしムジェロのスプリントレースで8位入賞し、1ポイントを獲得。シーズン終了後には、アブダビで行なわれたF1の若手ドライバーテストで、アルファタウリ・ホンダのマシンを走らせた。そしてF2フル参戦2年目も引き続き、トライデントから参戦することになった。
「トライデントモータースポーツと共に今年もFIA-F2 選手権に継続参戦できることを、本当に楽しみにしています」
佐藤はそうコメントを発表した。
「昨年は非常に厳しいシーズンでしたが、 レースごとにいろいろな部分が改善されていきました。2年目となるF2フル参戦を実現するために、本当に多くの皆さんにご協力いただけたことに感謝しています。今シーズンも精一杯戦いますので、応援よろしくお願いします」
チーム代表のジャコモ・リッチも、昨年の佐藤の成長に好印象を持っているようだ。
「トライデント・モータースポーツは2020年に続き、2021年度も佐藤万璃音をドライバーラインアップに加えられることを誇りに思う」
リッチ代表はそう語った。
「昨年のチャンピオンシップで目覚ましい進化を遂げた佐藤万璃音が、3月に開幕する新シーズンに向けて大いなる可能性を秘めていることを、私は自信を持っている。今年はリバースグリッドを含め、1ラウンドあたり3レース行なわれる形となるが、 この新しいフォーマットによって、佐藤万璃音が常にポイント獲得圏内にとどまり続けると確信している」
佐藤のチームメイトとなるビスカールもコメントを発表。良い結果を達成できると期待していると語った。
「トライデント・モータースポーツから、FIA F2にデビューするのが待ちきれない」
「シーズン開幕前のテストに向け、順調に進んでいるし、とてもワクワクしている」
「僕らは素晴らしい準備を行なってきた。そしてトライデントの価値を、かなり前から知っていたんだ。そして、ついに一緒に働く時が来た。僕らは素晴らしい結果を残せると確信している」
リッチ代表も、新人ビスカールの速さを高く評価している。
「昨年12月にバーレーンで行なわれたテストで、彼のスピードやスキルを評価する機会があった」
「昨年7月、F3のシルバーストン戦で、(リリム)ツェンデリから奪った勝利を覚えている。我々は共に、素晴らしい結果を残せると確信しているし、彼ができるだけ早く我々のチームに溶け込む方法を見つけるべく、最大限のサポートをするつもりだ」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。