【訃報】日本モータースポーツ界の伝説、高橋国光さん亡くなる。享年82
日本のモータースポーツ黎明期からライダー/ドライバーとして活躍し、最近はTeam Kunimitsuの監督を務めていた高橋国光さんが亡くなった。82歳だった。
日本のモータースポーツ界の伝説とも言える高橋国光さんが亡くなった。82歳だった。
高橋さんは二輪のライダーとしてモータースポーツのキャリアをスタートし、ホンダのワークスライダーとしてロードレース世界選手権に参戦。1961年の西ドイツGPでは、250ccクラスで日本人初となる優勝を手にした。
その後レース中の怪我により、四輪レースに転向。日産のワークスドライバーを務め、R380やR381などを走らせて活躍。GTRの通算50勝にも貢献した。その他、フォーミュラカーのレース等での活躍も光り、1977年のF1日本GPにスポット参戦。9位完走を果たしている。
1990年代にはチーム国光を設立。様々なカテゴリーで活躍し、1995年にはホンダNSXでル・マン24時間レースのGT2クラス優勝を手にした。その後1999年まで現役ドライバーとして参戦。引退を決めたのは59歳の時だった。
引退後は監督としてチーム国光を率い、近年までサーキットに顔を出していた。ホンダによれば、高橋さんは3月16日に亡くなったという。82歳だった。
ホンダの三部敏宏代表執行役社長も、高橋さんの逝去に際し次のようにコメントを発表した。
「高橋国光氏の訃報に接し、心よりお悔み申し上げます。高橋氏は、Hondaモータースポーツ活動の黎明期にライダーとしてともに世界の舞台にチャレンジして下さった方であり、四輪のレースにおいても四半世紀以上にわたりHondaのマシンで参戦し続け、数多くの勝利をともにあげてきました」
「高橋氏の存在はHondaにとってだけではなく、すべてのモータースポーツ関係者にとって宝そのものだと思います。これまでの多大な功績に対して、心より感謝申し上げます」
謹んで高橋国光さんのご冥福をお祈り申し上げます。
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