高橋国光が文科省による“スポーツ功労者”として顕彰「皆様方のおかげ。身に余る光栄」
高橋国光が、日本のスポーツ振興に優れた貢献をした『スポーツ功労者』として、文部科学省によって顕彰された。
二輪・四輪レース界で数々の実績を残し、現在はスーパーGTのTEAM KUNIMITSUで総監督を務めるなど、今なおモータースポーツの最前線に身を置く高橋国光。そんな高橋がこの度、『スポーツ功労者』として文部科学省に顕彰された。
文部科学省は、日本のスポーツ振興に関して特に功績顕著な者を『スポーツ功労者』として顕彰している。今回はプロスポーツ史上特に優れた成果を挙げた者、多年にわたりスポーツの向上発展に貢献した者として、ゴルフの長田力、相撲の西野政章(魁輝)、中央競馬の中村均と武豊、そしてモータースポーツから高橋と、計5名が顕彰されることとなった。
高橋は1940年生まれの80歳。10代にして2輪ロードレース界で頭角を現すと、ロードレース世界選手権にも参戦。優勝を挙げるなど活躍していたが、1962年のマン島TTレースでの大事故をきっかけに、4輪レースに転向。以降は様々なカテゴリーで長年にわたって活躍し、全日本F3000選手権(現スーパーフォーミュラ)は54歳、全日本GT選手権(現スーパーGT)は59歳まで現役でドライブした。
現役引退後も、高橋はモータースポーツの最前線で活躍。自身が立ち上げたレーシングチーム、『TEAM KUNIMITSU』の監督としてスーパーGTを戦い、2018年には山本尚貴とジェンソン・バトンを擁し、GT500クラスで悲願のシリーズチャンピオンに輝いた。
7月27日(月)には文部科学省旧庁舎にて顕彰式が執り行なわれ、高橋ら5名が出席。壇上で喜びの声を述べた。その中で高橋は「『え? 私がそんな素晴らしい賞をいただけるんですか?』というような気持ちです」と率直な心境を語り、さらに周囲のサポートに対する感謝の意を示した。
「自分がモーターサイクル、モータースポーツに関心を持ったのは60年以上前、18歳の時です。当時は東名(高速道路)も新幹線もない時代でしたが、運よく本田宗一郎さんと出会い、世界選手権に参戦することができるなど、これまで多くの皆様の助けをいただいてきました」
「モータースポーツは2輪でも4輪でも多くの人の力が揃わないと結果が出ません。レースに関わる生活を60年以上にわたってできたのは皆様方のおかげでございます。身に余る光栄です」
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