写真:: Michael L. Levitt / Motorsport Images
インディアナポリス・モータースピードウェイで行なわれた第104回インディ500。本来ならば5月に行なわれる予定だったこのレースだが、新型コロナウイルスの影響で8月に延期。さらに無観客での開催となった。
そんな中、佐藤は終始速さを見せた。予選3番手に入り、日本人ドライバーとしての予選最上位を更新すると、その後も安定して上位を走行。最後にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)との戦いを制してトップチェッカーを受けた。
「率直に言って驚きに満ちた1日でした。この気持ちは言葉では言い表せません。全員に心から感謝しています」
佐藤はプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「とりわけインディアナポリス・モータースピードウェイ、ロジャー・ペンスキー、そしてヘルマン-ジョージ家に深くお礼を申し上げます。今年、このレースを実現するために多くの人たちが尽力してくださいましたことについても心から感謝申し上げます。このレースに関われたことに深い喜びを感じています」
所属チームであるレイホール・レターマン・ラニガンは、佐藤を優勝させただけでなく、チームメイトのグラハム・レイホールをも3位に食い込ませ、1-3フィニッシュとなった。
「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングはなんてすごいチームなんでしょう! ドライバーが500で優勝できるかどうかは、ひとえにチームにかかっています。こんな形で1位と3位に入れたことは驚き以外のなにものでもありません。ボビー(レイホール)、マイク・ラニガン、そしてデイヴィド・レターマンの3人にありがとうと申し上げます」
「チーム全体、とりわけ30号車を担当してくれたメカニックたち、僕が駆ったパナソニック・ピープルレディ・ホンダはとても強力で、極めてコンペティティブでした。最後の数周は本当に速かったと思います」
前述の通り、最後はディクソンとの争いとなった。佐藤はディクソンよりも1周早く最後のピットストップを行なったことで、燃費を労るのに苦労したという。
「僕たちはスコットよりも1周早くピットストップを行ないました。このおかげで、僕の燃費マネージメントはとても難しくなりました。ホンダとHPDが驚くほどパフォーマンスの優れたエンジンを用意してくれたので、フルパワーで走りたかったというのが正直なところでしたが、一方で燃料もセーブしなければいけませんでした」
「戦うときのために、最高のパワーをとっておかなければいけなかったのです。あのように引き離したことは本当に驚きでした。サポートして下さったすべての皆さんにお礼を申し上げます。今日は僕たちのマシンがベストでした」
「燃費ストラテジーの面でディキシー(スコット・ディクソン)より1周分厳しかったので、燃料をもたせるのに苦しみました。スイッチを行ったり来たりさせていたので、マックスパワーを使えませんでした。(最後のグリーンフラッグが振られたとき)ディクソンがターン4から迫ってきて、ギリギリのところで彼を抑えました。本当に信じられません」
「全員が懸命に働いてくれました。HPDとホンダは僕たちに素晴らしいパワーと素晴らしい燃費性能をもたらしてくれました」
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