モアパワー&モアパワー。ドゥカティ、新型MotoGPエンジンでさらに馬力を追求中
MotoGP2022年シーズンに向け、ドゥカティはさらにパワーを追求しており、エンジンとエアロダイナミクスの両輪で改善を推し進めている。
2020年初頭から始まった新型コロナウイルスの世界的流行によって、MotoGPはレギュレーションを一部変更。経済的な影響を鑑み、エンジン開発が2年間にわたって凍結されることになった。
そして向かえる2022年シーズンは、その制限が終了。各メーカーは久しぶりの新型エンジンをマシンに搭載することとなる。
MotoGPに参戦する6メーカーの中でも、エンジンパワーの面でライバルに先んじているのがドゥカティだ。そのドゥカティは、2022年型の開発においてはエンジン本体とエアロダイナミクス、その両輪からさらにパワーアップしていくことを目指しているようだ。
1月31日からはマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでシェイクダウンテストが開始されているが、ゼネラルマネージャーを務めるジジ・ダッリーニャはここでテストしているマシンに搭載されたエンジンについて、Sky Italiaに次のように語った。
「多くの作業を行ってきた。全く新しいエンジンなんだ」
「我々はより大きな馬力を求めている。それがドゥカティの哲学だ。そしてそれと同時に、旧型の扱いやすさも維持したいと思っていた」
「この観点から言うと、我々は非常に良い水準に達してきている。全員が非常に上手くやってくれた。今もエンジンパワーが重要なサーキットが楽しみだよ」
シェイクダウンテストではテストライダーのミケーレ・ピッロが新型マシンを走行させている。確認されたマシンは既に前年型と異なった外見をしており、多少コンパクトになっている。またエキゾーストも新たなモノになっているようだ。
それだけではなく、マシンのエアロダイナミクス面でも変更が加えられている。昨年11月のヘレステストから既に変更は入っていたが、ダッリーニャはこの新バイクにライダーがどんなフィードバックを返すかを楽しみにしていると語った。
「既にヘレスでテストしたが、我々はセパンでも新しいエアロダイナミクスを試している」
「この点で作業を続けてきている。ライダーたちは既にかなり良い評価をしていたが、(セパンで)彼らがどんなコメントをするか興味深く思っている」
2021年シーズンにドゥカティは2年連続となるコンストラクターズタイトルを獲得。ライダーズタイトルはフランチェスコ・バニャイヤが2位でシーズンを終えるなど、2007年以来の王座に近づいていた。
ダッリーニャはライダーズタイトル獲得は常に目指してきたもので、今シーズンはそれを達成するために、努力していくと語った。
「ライダーズチャンピオンシップというのは、常に我々の目標だ」
「我々はしばらくそれを射程に入れてきたが、タイトルを持ち帰るために今一度すべてを確実にしていくことが必要だ」
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