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ロッシ、またも土壇場で新型コロナ陰性と診断。バレンシアGP出走へ

MotoGPバレンシアGPを前に新型コロナウイルス陽性と診断されていたバレンティーノ・ロッシは、2度目の検査で陰性となったため、同GPへの出走が許可された。

Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、MotoGPヨーロッパGP後に受けた新型コロナウイルス検査で陽性となったことから、バレンシアGP、そして最終戦ポルトガルGPへの出走が危ぶまれていた。しかしながら、2回目の検査は陰性だったため、バレンシアGPに出場できる見込みだ。

 ロッシが新型コロナウイルス陽性反応が出るのはこれが初めてではない。彼は先月、フランスGP後に受けた検査で新型コロナ感染が発覚。アラゴンでの2連戦を欠場せざるを得なかった。

 2レースを欠場したロッシは、バレンシアで行なわれるヨーロッパGPを目前に控えた先週火曜日(3日)に再び陽性反応が出たため、3連続欠場の可能性も出ていた。しかしながらその後の検査では陰性と診断されたため、ヨーロッパGPは土曜日から参加することができた。しかし、そのヨーロッパGP後にまたも陽性反応が出てしまったのだ。

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 ただ、今回のロッシは「極めて低いウイルス量で陽性」と診断されていたため、医師からさらに2度検査を受けるように勧められていた。そして水曜日(11日)、木曜日(12日)と2度検査を実施したが、いずれも結果は陰性だった。

 ロッシは関連する検査を全てクリアしたこととなり、今週末に行なわれるバレンシアGPへの出走を許可された。

 ヤマハの関係者によると、今回彼らはロッシが出場できなかった場合の代役を立てていなかったという。ヤマハは先週、アメリカのスーパーバイクで活躍するギャレット・ガーロフをスタンバイさせ、ロッシの出場が決まるまでの間はセッションにも参加していた。彼はフリー走行ではトップからわずか1.5秒落ちという印象的な走りを見せた。

 ロッシを走らせることができるようになったとはいえ、ヤマハはそれでもチームメンバーを欠いた状態でバレンシアに臨むことになる。先週、マーベリック・ビニャーレスのクルーのひとりが新型コロナウイルス陽性と診断されたため、チームマネージャーのマッシモ・メレガリを含むメンバー5名が隔離となっているのだ。ヤマハは先月、フランスGP前にも6人のメンバーが検疫を余儀なくされるなど、新型コロナのパンデミックの影響を大きく受けている。

 

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