【スーパーフォーミュラ】ジュリアーノ・アレジ、16位に終わった原因掴めず「今はエンジニアと一緒に分析をするだけ」
Kuo VANTELIN TEAM TOM'Sからスーパーフォーミュラに代役参戦するジュリアーノ・アレジは、第3戦で初優勝を遂げた。しかし、先週末行なわれた第5戦もてぎでは「自信を持ってアタックできなかった」と語った。
写真:: Masahide Kamio
ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM'S)は、中嶋一貴の代役としてスーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿でデビューを果たし、翌戦で初優勝を遂げた。しかし、第5戦もてぎではペースに苦しみ予選12番手(11番グリッド)、決勝16位と厳しいレース週末を過ごした。
一方チームメイトの宮田莉朋は、エンジン交換による10グリッド降格ペナルティを受け予選14番手から決勝を迎えたものの、ポイント獲得圏内の8位まで挽回してみせた。
全35周で争われたレースでは、ペースの上がらないアレジは18周目にピットイン。ライバルの多くが10周目から11周目にピットへ入ったことを受けて、ピットタイミングを遅らせようとしていたとアレジは言う。しかしそれ以前に、週末を通して36号車のフィーリングに悩まされていたと語った。
「ペースは素晴らしいとは言えなかった。僕らはタイヤデグラデーション(性能劣化)がひどくてね」とアレジはmotorsport.comに対して語った。
「端的に言えば、マシンの中でやりたいこともできず、前のレースみたいに自信を持ってアタックすることができなかった」
「僕はまだこのサーキットに慣れているところだし、驚くべきことに、1ラップごとにマシンについて学んでいるところだ。マシンかドライバーのどちらか(の問題)ではない。僕らはチームとして、完璧なパッケージを得られなかったのだと思う」
「予選では調子が良かった。あと少しのところで予選Q3進出を逃したけど、フィーリングがとても悪いというワケではなかった。ただレースでは何かが欠けているんだ。データを見返して、僕の方でも改善できることを探す必要があるね」
「(10月の)次戦もてぎまでは時間があるから、今できることはエンジニアと一緒にファクトリーへ行って、何が起きたかを分析するだけだ。仮に僕がレースに出られれば、だけどね」
今季アレジは、スーパーフォーミュラ・ライツ(SFライツ)にフル参戦。代役参戦のスーパーフォーミュラとのダブルエントリーと、レース週末は多忙を極めている。
アレジはSFライツ第5大会もてぎで2位2回、3位1回を獲得。10月にスーパーフォーミュラと併催されるSFライツ最終大会を残し、ランキング首位の名取鉄平から20ポイント差の2番手につけている。
「ダブルエントリーで難しいのは、SFライツとスーパーフォーミュラのどのエンジニアにも時間を沢山かけられないことだ」とアレジは言う。
「働き方の面では厳しいが、それは仕方のないことだ。僕はもう少しサーキットを学ぶ必要があると言えるね」
ツインリンクもてぎとの相性が良くないのか、と聞かれると彼はこう答えた。
「ストップ&ゴー(のコースレイアウト)は難しい。もてぎで2レースあるから、上手く対処しないといけないが、日本の他のサーキットとは違うね」
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