【スーパーGT】17号車NSX、決勝前にハプニング発生も“翼を授かり”タイトル戦線生き残り! バゲットは最終戦に向け確かな自信

スーパーGT第7戦もてぎで4位に入った17号車Astemo NSX-GTのベルトラン・バゲットは、最終戦もてぎでタイトルを狙うことができると自信を持っている。

【スーパーGT】17号車NSX、決勝前にハプニング発生も“翼を授かり”タイトル戦線生き残り! バゲットは最終戦に向け確かな自信

 ツインリンクもてぎで行なわれたスーパーGT第7戦を、1号車STANLEY NSX-GTの山本尚貴(ランキングトップ/60点)、牧野任祐(ランキング2番手/57点)に次ぐランキング3番手(44点)で迎えた17号車Astemo NSX-GTの塚越広大&ベルトラン・バゲット組。決勝前には窮地に立たされたが、見事4位に入賞して1号車のふたりとの点差を縮めた。

 予選を8番手で終えた17号車は、決勝直前のウォームアップ走行中に48号車植毛ケーズフロンティア GT-Rと接触。リヤカウルを破損した17号車は緊急ピットインし、修復作業が行なわれた。

リヤカウルが外れてしまった17号車

リヤカウルが外れてしまった17号車

Photo by: Masahide Kamio

 クルーの懸命な修復の結果、17号車は無事決勝のグリッドにつくことができた。リヤには、同じGT500のホンダ陣営であるTEAM Red Bull MUGENから借りたカウルが装着された。他チームのスポンサーのロゴを隠すためか、各所に黒のテープが貼られていることがグリッド上で確認できた。

17号車には、16号車から借りたというリヤカウルが装着された。各所にテープでマスキングされていることが確認できる

17号車には、16号車から借りたというリヤカウルが装着された。各所にテープでマスキングされていることが確認できる

Photo by: Motorsport.com / Japan

 接触の際にステアリングを握っていたバゲットは次のように語る。

「インから(48号車を)オーバーテイクした時に当てられてしまい、マシン後部が壊れてしまった。ピットレーンがオープンされる2分前に修復が完了したので僕たちはグリッドに着くことができたけど、本当に“ギリギリ”だったね」

 スタートドライバーを務めたバゲットは6番手に順位を上げて塚越にバトンタッチ。塚越は48周目に14号車ENEOS X PRIME GR Supraの大嶋和也をサイド・バイ・サイドのバトルの末に攻略し、54周目には90度コーナーへの飛び込みで16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの大湯都史樹もオーバーテイク。4位でフィニッシュした。17号車にカウルを“授けた”TEAM Red Bull MUGENの大湯はSNSに「授けすぎました。驚速でした!」と投稿し、塚越の走りを称えた。

 

 8ポイントを加算した17号車の塚越とバゲットの総獲得ポイントは52に。1号車が12位ノーポイントに終わったことにより、ポイントリーダーの山本との点差は8に縮まった。今回優勝した8号車ARTA NSX-GTの野尻智紀、福住仁嶺組が55点でそこに割って入ったが、これでブリヂストンタイヤ(BS)を使用するホンダNSX-GT勢3台が上位を占める格好となった。

 レース後には、ホンダの佐伯昌浩ラージ・プロジェクトリーダーが「17号車は他車に引っかかりながらも、しっかり前に出るレースができました」と総括し、車体開発責任者の往西友宏氏も「今シーズンのNSXはレースでも負けない力をつけられていると思います。開発の成果でもありますが、ドライバー・エンジニアとの連携が強化できたことも要因だと思います」と語るなど、ホンダの開発サイドも17号車をはじめとするNSX-GT勢のパフォーマンスに一定の満足感を示していた。

 最終戦が行なわれる富士は、17号車が今季第2戦で勝利を挙げた縁起の良いサーキット。バゲットは17号車が最終戦でホンダBS勢との争いに勝つためには、適切なタイヤ選択をする必要があると語ったが、基本的には十分な自信と手応えがあるようだ。

「今年の第2戦富士では、幸運にも助けられたが勝つことができた。あれ以来セットアップもうまくいくことが多く、全体的な競争力もかなり高まった。自信はかなりあるし、(タイトルに向けて)十分戦えると思っているけど、1号車、8号車、僕たちの中で誰が抜け出すかを予想するのは難しいね。激しい戦いになるだろう」

「予選でのタイヤ選択には納得がいっていない部分もあるけど、まあそういうこともある。僕たちはどのコースでも強いので、適切なタイヤ選択さえできれば(タイトル獲得の可能性は)十分あると思う」

 
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