インディカー ・シリーズも、新型コロナウイルスの影響で4月いっぱいまでレース中止

　インディカー ・シリーズは、今週末に行なわれる予定だった開幕戦セント・ピーターズバーグ〜第4戦COTAまでの全4レースを、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止することを決めた。

　前日には、開幕戦セント・ピーターズバーグを無観客で行なうことを決めていたインディカー ・シリーズ。しかしその翌日、同シリーズは新型コロナウイルス感染に関するリスクをさらに負わないようにすることを決断。前述の通り4月いっぱいまでレースを行なわないことを決断した。

「イベントプロモーター、保健当局、各レース開催地の自治体等と新型コロナウイルス（COVID-19）に関する定期的なコミュニケーションを行ない、慎重に検討した結果、4月までの全てのインディカー ・シリーズのイベントをキャンセルすることを決めた」

　インディカー・シリーズの声明では、そう語られている。

「これは今日から始まり、3月15日まで行なわれる予定だったセント・ピーターズバーグでのファイアストン・グランプリから、4月24〜26日にテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれる予定のオートネーション・インディカー・チャレンジまで続くことになる」

「我々はインディカーのシーズンスタートを遅らせること、そして例年セント・ピーターズバーグ、バーミンガム、ロングビーチ、オースティンに訪れる信じられないほど多くのファンを逃してしまうことを残念に思っている。しかしファン、参加者、スタッフ、パートナー、メディアの安全は、常に最優先すべきことだ」

「今後はスケジュールを再開するための適切な計画を立てるため、公衆衛生の専門家や自治体の職員との調整を続けていく」

　4月までのレース開催がキャンセルされたことにより、現時点での2020年インディカー ・シリーズの最初のレースは、インディアナポリス・モータースピードウェイで行なわれるグランプリ・オブ・インディアナポリスとインディ500ということになる。