ウイリアムズのアルボン、無得点も満足「僕らは速くない……けどチャンスを活かしてみせる」
F1エミリア・ロマーニャGPで11位フィニッシュを果たしたアレクサンダー・アルボン。無得点に終わったものの、前戦オーストラリアGPと同様に満足のいく結果だったと考えている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、第4戦エミリア・ロマーニャGPで11位フィニッシュと無得点に終わったものの、前戦に続き今回も満足のいく結果だったと言う。
アルボンは予選セッションでのブレーキトラブル発生により、スプリントレースでは最後尾からのスタートを強いられたが、18番手にまで順位を上げた。
ダンプコンディションからドライコンディションへと路面状況が変化していった決勝レースでは、オープニングラップの混乱を切り抜け、早くにインターミディエイトタイヤからスリックタイヤに変えたこともあり大きくジャンプアップを果たした。
アルボンは、コース上でパスしたピエール・ガスリー(アルファタウリ)とそれに続くルイス・ハミルトン(メルセデス)からの猛追を交わし、12番手でチェッカーを受けた。ただ、エステバン・オコン(アルピーヌ)がアンセーフリリースにより5秒のタイム加算ペナルティを科されていたことで、アルボンは結果11位となった。
前戦オーストラリアGPでは、スタートタイヤでレースのほとんどを走り切るという驚きのタイヤ戦略で10位入賞を果たしたアルボン。今回は無得点に終わったものの、結果には落胆してはいないという。
「正直に言って、僕はとても満足だ。僕はオーストラリアと同じくらい良かった」とレース後にアルボンは語った。
「できることを最大限やれた。ペースがあったから、コース上でも何台かオーバーテイクできたし、僕らよりも速い人たちを抑え込むことができたよ」
「見ての通り、僕らのマシンはローダウンフォース仕様で、他のマシンにとっては面白くないことだろうけど、そのおかげで前に留まることができたんだ」
Alex Albon, Williams FW44
Photo by: Williams
今シーズンここまで、ウイリアムズは中団グループ内争いのさらなる激化も伴い下位に沈んできた。しかしアルボンは、チャンスを最大限活かす努力でマシンパフォーマンスでの弱点を補うことができると考えている。
特に大きくレギュレーション変更が施された2022年シーズンの序盤とあり、多くのチームが新しいマシンの学習で成長段階にある。そして、セットアップで既成概念にとらわれない考えが重要になるという。
「僕らが最速のマシンを持っている訳ではないけど、チャンスを最大限活かすことはできる」とアルボンは言う。
「ひとつのポジションでポイントを逃したのは残念だ。でも、それは僕らがチャンスを掴んでいる証拠だ。僕らは他と違うことをするし、今回もあと少しで成功しそうだった」
アルボンはレース終盤の大半で、ガスリーとハミルトンに迫られ続けた。しかしウイリアムズの強力なストレートスピードによって、DRSが有効になってからもふたりを抑え込むことができた。
「もっと早く(DRSが)有効になってほしかった」とアルボンは言う。
「6〜7周は前車よりもずっと速かった。僕らのダウンフォースレベルを考えれば、DRSが使えるストレートで追い抜くことができただろうね」
「DRSが有効になるまでちょっと時間がかかってしまったから、少しイライラしたね。でも有効になってからは『やっぱりそうならなきゃよかった!』って思ったよ」
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