モントーヤ、“ペナルティ狂想曲”に一喝。「クレイジー! アウトサイドから来たら守るのは当然」

元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、F1オーストリアGPでオーバーテイクに対するブロックにペナルティが多く出されたことに関して“狂っている”と批判を展開している。

モントーヤ、“ペナルティ狂想曲”に一喝。「クレイジー! アウトサイドから来たら守るのは当然」

 レッドブルリンクで行なわれたF1第9戦オーストリアGP決勝では、バトル時のブロック側の動きが問題視され、ペナルティが何度も科される事態となった。そして、元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、こうした裁定を疑問視し、批判を展開している。

 レース序盤にセルジオ・ペレス(レッドブル)がランド・ノリス(マクラーレン)をターン4のアウトサイドから追い抜こうとしたが、ペレスがグラベルへと追いやられる形となった。この件は審議対象となり、結局ノリスがコース外へと押し出したとみなされ、5秒間のペナルティが決定した。

 その後ペレスはシャルル・ルクレール(フェラーリ)とのバトルにおいて、このシーンと同じ様な形で、ルクレールを2度コース外へ追いやった。この件ではペレスに2度同様のペナルティが科されている。

 ペナルティに関してはマクラーレン、そしてレッドブルの両者から批判が出ているが、F1レースディレクターのマイケル・マシはノリスがレギュレーションで要求されているスペースを残していなかったと説明している。

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 “ペナルティ・パラダイス”とも揶揄されることになったオーストリアGPだが、元F1ドライバーでインディ500勝者のファン・パブロ・モントーヤは、ペナルティが“クレイジー”なものだと批判を口にした。

「レースで起こったことだが、何故ペナルティになるんだ? グラベルがあったからだろうか?」

 決勝レース後、モントーヤはmotorsportTVでそう語った。

「あそこがランオフエリアだったとしてもペナルティだったのだろうか?」

「もし誰かをバナナ状の縁石に追いやって、コースから追い出してもペナルティが無いのは何故だ? 何故ターン4ではペナルティが出るんだ? そこにグラベルがあるからだろうか? サイドバイサイドに並んで、トラックから押し出したら、ペナルティを受けるべきなのかだろうか」

「私にはクレイジーに思える。私見だが、もし私に決定権があるなら、アウトサイドにいてもそこに留まる権利は無いと言うだろう。それはカート時代から教えられてきたことだ」

「カートやスモールフォーミュラの考え方を変えない限り、難しいことだ。子どもたちは誰かがアウトサイドから追い抜きを仕掛けてきたなら、そいつらをトラックから追い出せ! そうしろ! と、言われてきたんだ」

「それで、何を期待していたんだ? 何故アウトサイドから回ることに怒るんだ?」

「最たる例はセルジオだろう。彼はアウトサイドから攻めた結果、グラベルへと落ちた。そしてその後は立場が逆転し、彼がイン側となり、アウトサイドから来たドライバーを振り落とした」

 モントーヤは、FIAがドライバーに対してホイールトゥホイールのバトルに関して明確なルールを示すべきだと考えている。ただ、マシン同士がサイド・バイ・サイドの状態にあると定義するにはグレーゾーンがあるとも認めている。

「難しいのは、ドライバーにレースの主導権を与えるか、スチュワードが“スペースを分けろ”と言うかだ」

「スペースを分け与える必要があるとしたら、定義が必要だ。マシンの半分が横に並んでいたなら、それがサイド・バイ・サイドなのか、どのタイミングでスペースを与えるのかという定義をだ」

「これは再び審議を求める声を生むだろう。そして審議を求めるときは本当に嫌な気分になるだろう。誰かが『俺はあそこにいると思っていた』と言っても、誰かは『いや、お前は十分離れていなかったし、(スペースが)足りていなかった』と言うだろうしね」

 

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