インディ500予選落ちを振り返るマクラーレンCEO「とても愚かなミスだった……」
マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、2019年のインディ500でチームがとても愚かなミスを犯したと認めた。
マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンは、予選落ちに終わった2019年のインディ500で”愚かなミス”を犯していたと認め、シリーズにフル参戦復帰する2020年は同じようなミスをしないと誓った。
シュミット・ピーターソン・モータースポーツと提携し、アロー・マクラーレンSPとしてインディカーへの復帰を発表したマクラーレン。ここ数年はフェルナンド・アロンソと共にインディ500にスポット参戦していた。
2017年はアンドレッティ・オートスポートのフルバックアップを受け、マシンを作り込んでいったアロンソ。決勝ではラップリードを記録するなど、エンジントラブルでリタイアするまで素晴らしい走りを見せた。
2019年は、カーリンと提携こそしていたものの、あくまでマクラーレンとして伝統あるレースに臨んだ。しかし、マクラーレンとアロンソはプラクティスから苦戦。最終的にフンコス・レーシングのカイル・カイザーに土壇場で敗れ、予選落ちを喫してしまった。
オートスポーツ・インターナショナルに訪れたブラウンは、2019年のプログラムについて”大失敗”だったと評した。そして、テキサスでの最初のテストでステアリングホイールの準備すら整っていなかったことや、予選直前のセットアップ変更でメートル法とインチ法の変換にミスが生じていたことなどを認めた。
「マクラーレンのオーナーは素晴らしい。マンスール・オジェ(マクラーレンの大株主)は、モータースポーツにおいて伝説だ。そして、彼らは私に自由を与えた」
ブラウンは、マクラーレンにおける自身のアプローチについてそう語った。
「2017年にインディ500に出た時はクレイジーなアイデアだったが、彼らのサポートを非常に迅速に得られた。そして昨年の大失敗の後でも、彼らは『浮き沈みはつきものだ』と言ってくれた」
「その失敗から逃れることはできない。しかし、我々がやらなければいけないのは、過ちから学んで、それを繰り返さないことだ。後から考えれば、私が犯したいくつかのミスは非常に愚かだったと思う。今年は違うやり方をするつもりだ」
「しかしどんなことがあっても、彼ら(マクラーレンのオーナー)は優れたボスであり、マクラーレンをトップに戻すための権限を私に与えてくれた」
ブラウンは、チーム組織を強化する上でロジャー・ペンスキーを指標としているようだ。
「私は幸運にも、ほとんどのF1チームやインディカーチーム、そしてロジャー・ペンスキーと仕事をしたことがある。そして、若い頃から常に『ロジャー・ペンスキーなら何をするか、ロジャー・ペンスキーならどうするか』を考えてきた」
「ロールモデルを手に入れ、人々が何をしているのかを見ると、成功している人々から多くのことを学ぶことができる」
「彼(ペンスキー)はビジネスを構築するためにレースを活用し、レースを構築するためにビジネスを利用した。私は、ロジャーの大ファンなんだ」
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