ロッシとペトロナスSRT、今月にも契約締結? 現役続行に向け交渉加速と側近明かす
2020年でヤマハファクトリーチームを離れるバレンティーノ・ロッシ。彼はペトロナス・ヤマハSRTとの契約を目指しているが、ロッシに近いアレッシオ・サルッチによると、今月中にも契約が纏まる可能性が高いようだ。
写真:: Yamaha Motor Racing
今年1月、ヤマハは2021年のファクトリーチームのライダーとして、マーベリック・ビニャーレスとファビオ・クアルタラロの2名を起用することを発表。バレンティーノ・ロッシはシーズン開始前にもかかわらず、チーム離脱が決まった。
ヤマハはロッシが現役続行を決定した場合には、ファクトリー体制でのサポートを続けることを約束しており、移籍先はサテライトチームのペトロナス・ヤマハSRTとなるだろうと見られていた。ただ現役続行の意志を示したロッシとペトロナス・ヤマハSRTの契約については未だ発表が無いまま時間が経過し、現在に至っている。
しかしロッシの親友でありビジネスパートナーでもあるアレッシオ・サルッチによると、契約については6月中に進展があるだろうという状況のようだ。
「ヴァレは引退する以外のことは何でもやりたいという考えを持っている」と、サルッチはSky Italiaに語った。
「彼はこのスポーツの牽引役で、常に素晴らしい望みを持っていて、自分たちのことを驚かせてくれる。こちらの狙いは2021年も現役を続けることだ」
「ヴァレがチームを移籍するときは、常に変化や期待、緊張などを生み出してきた。(ペトロナス・ヤマハSRTは)ファクトリーチームではないが、ファクトリーマシンを使用することになる」
「彼らはとても良く組織されているし、ヤマハもサポートしてくれる。僕らには良い関係があるんだ。フランコ(モルビデリ)がチームメイトにいるだろうし、いい経験になるだろう」
「まだ全てが決まったわけじゃないが、今月終わりにはそこにたどり着くだろう」
またサルッチはチームの構成について、こうも付け加えた。
「チームの構成についてはまだ議論する前の段階にいて、それについては来週ヤマハと話し合って、どう進めていくかを検討することになる。でもチームについてはあまり話していないんだ。ヴァレは現役続行するか、しないかについて考えたかったわけだから」
「間違いなく(話し合いを)前進させ、この先10日ほどでヤマハと詳細について話し合うことになるだろう」
ペトロナス・ヤマハSRTのチーム代表であるラズラン・ラザリは以前、7月のシーズン開始前までにモルビデリとの契約を更新したいと語っていた。
モルビデリはロッシの弟子にあたる関係だが、サルッチはこのふたりがチームを組んでも良い関係が続くことを期待している。
「ここ最近、ミサノ・サーキットでのセッションを何回か行なった。ヴァレとフランコも一緒に走っていて、そこには素晴らしい感覚があった。彼らとの間には本当に良い関係があるんだ」と、サルッチは言う。
「ふたりとも頭のいいライダーだし、自分としてはこうした友情が続くことを願っている。フランコは凄くいいヤツなんだ。難しい時期も経験していたけど、彼は全てを手に入れるに値するよ」
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