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キミ・ライコネン、再びNASCARカップシリーズへ! 2018年にF1で制した”馴染み”のCOTAでスポット参戦決定

2007年のF1世界チャンピオンであるキミ・ライコネンが、トラックハウス・レーシングのプロジェクト91ドライバーとして再び、NASCARカップシリーズに参戦することが決まった。

Kimi Raikkonen, TrackHouse Racing, Recogni Chevrolet Camaro

写真:: Rusty Jarrett / NKP / Motorsport Images

 2007年にF1世界チャンピオンに輝いたキミ・ライコネンが、トラックハウス・レーシングの”プロジェクト91”からNASCARカップシリーズに再び参戦することが決定。今回のスポット参戦の舞台は、オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)だ。

 トラックハウス・レーシングの共同オーナーであるジャスティン・マークスは昨年プロジェクト91を発表した際、この計画には他のレースカテゴリーから”ワールドクラスの”ドライバーをNASCAR最高峰シリーズ送り込み、NASCARの国際的な知名度向上を図る狙いがあると明かしていた。

 プロジェクト第一弾として、ライコネンは昨年8月21日のワトキンスグレン戦にスポット参戦。トラックハウス・レーシングの91号車シボレー『カマロZL1』を走らせた。

 なおその決勝レースでは、ライコネンはピットストップで8番手まで順位を上げたものの、レース終盤のリスタートでクラッシュを喫し、タイヤバリアに衝突した際に手首を負傷している。

 プロジェクト91から2度目のNASCAR参戦に際し、ライコネンは次のようにコメントした。

「NASCARでは素晴らしい時間を過ごせた」

「短い期間に学ぶべきことが沢山あったけど、みんなとても新設で、競争は大きなチャレンジだった」

「今回は慣れ親しんだサーキットでレースができるから、それほど急速な学習は必要ないだろう。楽しみながら、できる限り良い結果を出したい」

慣れ親しんだサーキット

 ライコネン自身が語った通り、ライコネンはF1キャリアを通して8度COTAでレースを行なっており、ワトキンスグレンとは異なりこのサーキットに精通している。

 F1で通算21勝を挙げたライコネンのラストウインは、2018年10月12日にCOTAで行なわれたアメリカGP。フェラーリを駆り39周をリードし、トップチェッカーを受けた。

 ライコネンはそんな慣れ親しんだCOTAで、2011年にトニー・スチュワートをカップシリーズ王者に押し上げ、23回の優勝経験を持つダリアン・グラブがクルーチーフを務めるトラックハウス・レーシングの91号車Onx/iLOQシボレー・カマロZL1を再び走らせることとなる。チームメイトは、フルタイムドライバーのロス・チャスティンとダニエル・スアレスだ。

 

 ライコネンの再戦に関してマークスは次のように語っている。

「昨年キミ(の起用)を発表した時、私は『キミこそがプロジェクト91を立ち上げた際に思い描いていた世界的なスーパースターだ』と言った。世界中のファンの歓迎ぶりを見て、キミのマシンでのパフォーマンスが、そのコンセプトを証明したと思う」

「キミが抱えるファンは膨大で、NASCARやトラックハウスにとって素晴らしいことだし、キミは我々のレースを本当に楽しんでくれていると思う」

 なおマークスによると、ライコネンはCOTA戦に向けて数日間チームのファクトリーを訪れることとなっているものの、今回はテストの実施を予定していないという。

Kimi Raikkonen, TrackHouse Racing, Recogni Chevrolet Camaro

Kimi Raikkonen, TrackHouse Racing, Recogni Chevrolet Camaro

Photo by: Jasen Vinlove / NKP / Motorsport Images

 マークスは、NASCARがロードコース戦を増やしたことと昨シーズンデビューしたNext Genカーでのオーバル戦への適応が容易になったことを指摘し、ヨーロッパからのドライバーにマシンを提供することができたと語っており、ライコネンもこうした機会がヨーロッパのドライバーに門戸を開くことに繋がるかもしれないと考えている。

「NASCARに挑戦するチャンスを得たいと思っているドライバーは沢山いると思う」とライコネンは言う。

「とても簡単という訳ではない。でも、もしかしたら将来的により多くのヨーロッパのドライバーをこのスポーツに参加させようと門戸が開かれるかもしれない」

 2001年にF1デビューを果たし、ザウバーからマクラーレン、フェラーリ、ロータスを経てザウバー(アルファロメオ)へと戻ったライコネンは、2021年にF1を引退。キャリアハイライトは、フェラーリで獲得した2007年のF1ドライバーズタイトルだ。

 20年という長い期間の中で一時的にF1を離れていたライコネンは、2011年5月にシャーロット・モータースピードウェイで開催されたXfinityシリーズとトラックシリーズにカイル・ブッシュ・モータースポーツから出場している。

 
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