WEC
WEC参戦を目指すイソッタ・フラスキーニ、LMH車両『ティーポ6』の走行テストを4月に開始?
WEC参戦を目指すイソッタ・フラスキーニは、4月上旬に実車テストを開始し、7月のモンツァでWECデビューを目指すようだ。

Gary Watkins
公開日時: 2023/03/23 7:47
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

イタリアのクラシックカー・メーカー、イソッタ・フラスキーニはWEC(FIA世界耐久選手権)参戦に向けてマシンの準備を進めており、4月上旬には実車でのテストが開始されるようだ。
イソッタは昨年10月にル・マン・ハイパーカー(LMH)車両の開発プログラムを発表。WECにフル参戦する計画だったが、その後4月末の第3戦スパでのデビューに予定を変更した。
その後、FIAとACO(フランス西部自動車クラブ/WECプロモーター)によりWECのエントリーが却下され、シーズン後半に選手権外での参戦を目指すことになった。
イソッタのLMH車両『ティーポ6・LMHコンペティツィオーネ』は、イタリアのミケロット社が開発を主導。HWA社が開発した特注の3リッターツインターボV6エンジンと、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングのハイブリッドシステムを搭載している。
マシンの発表は2月28日に行なわれたが、その後はイタリアの自動車工学専門会社AVL社の全輪駆動ベンチで2回目の走行を行なっているほか、スイスにあるザウバーの風洞で空力テストを行なっているという。
関連ニュース:
- 今年のWECモンツァ戦から登場? 復活のイソッタ・フラスキーニ、新型ル・マン・ハイパーカー『ティーポ6』を公開
- 【ギャラリー】6つ目のLMHメーカー、イソッタ・フラスキーニが新型ハイパーカーを公開。その名も『ティーポ6』
イソッタでモータースポーツ・ディレクターを務めるクラウディオ・ベッロは、1~2週間以内にイソッタと提携しているベクター・スポーツと共同でテストを実施する準備が整うはずだと語った。
「我々は、適切なレーストラックであれ、直線テストであれ、初めてクルマを走らせる前に機能性を完璧にする必要がある」
「我々は大規模なテストプログラムを計画しており、その後にFIAとのホモロゲーションプロセスを開始する」
「目標はやはりモンツァ(7月9日のWEC第5戦)であり、それは現実的だと考えている」
「しかしそれはマシンがコース上で正しく機能し、FIAとACOが我々のエントリーを受け入れてくれるかどうかにかかっている」
12月下旬にイソッタとの提携を発表したベクター・スポーツのチーム代表ゲイリー・ホランドは、「これまでの状況を見ると、レースごとのエントリーであればモンツァに参加できる方向に順調に動いている」と付け加えた。
「多くのサーキットを予約・準備しているので、クルマが走れるようになった瞬間に、サーキットでテストを行なうことができる」
ホランドは、モンツァでのデビューに向けた初期開発の間、ティーポ6はフェラーリのGTプログラムのパートナーであったミケロットに拠点が置かれると説明した。
「これは真のコラボレーションだ。イソッタとミケロットは、単に我々にクルマを引き渡すわけではない」
「我々と同じようにプロジェクトに没頭しているし、クルマは開発期間中、ミケロットを拠点とすることになる」
ベッロはモンツァでのWECデビューが成功した場合、ティーポ6はそのまま残りのレースにも参戦する意向を示し、9月の富士や11月のバーレーンにもエントリーするという。
また、今のところドライバーラインアップは明らかにされていないものの、ベクター・スポーツとつながりが深く、WECのLMP2クラスでもドライバーを務めているライアン・カレンは、イソッタのLMHプログラムにも大きく関与すると予想されている。
ホランドは、LMP1での経験を持つ多くのドライバーと話を進めていると明かしている。
関連ニュース:
- 勝って当たり前なんて言わせない! WECトヨタの小林可夢偉、勝利の価値を高めるライバルの台頭に「輝かしい未来が待っている」
- WECトヨタ、ル・マン24時間に向けて最後の耐久テストを”弾丸”実施。セブリングに居残るタフな日程に
- WECで”キルスイッチ事件”発生。外れたオンボードカメラがLMP2首位快走中のマシンの息の根止める
- WEC開幕戦でPPデビューのフェラーリ、決勝は3位もトヨタに勝てないことは分かっていた?「我々は“目標”を達成した」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 WECトヨタ、ル・マン24時間に向けて最後の耐久テストを”弾丸”実施。セブリングに居残るタフな日程に
次の記事 フェラーリ499P、IMSA参戦は実現する? アメリカ市場は魅力的だけど……「今はWECに集中するべき時」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Gary Watkins

ジェネシスが初ポール獲得! タイトル狙うトヨタ8号車が2番グリッド確保|WECバルセロナ6時間予選
WEC
WEC
Barcelona
9 日前
ジェネシスが初ポール獲得! タイトル狙うトヨタ8号車が2番グリッド確保|WECバルセロナ6時間予選

マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?
F1
F1 2 ヵ月前
マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?

未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」
WEC
WEC
24 Hours of Le Mans
4 ヵ月前
未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」
More from
Isotta Fraschini

イソッタ・フラスキーニ、WECからの即時撤退を発表。富士6時間含むシーズン残り3戦不参加へ
WEC
WEC 2024/08/22
イソッタ・フラスキーニ、WECからの即時撤退を発表。富士6時間含むシーズン残り3戦不参加へ

WEC参戦前に仲違い? イソッタ・フラスキーニ、ベクターからデュケインに鞍替えしてハイパーカークラスへ
WEC
WEC 2023/11/30
WEC参戦前に仲違い? イソッタ・フラスキーニ、ベクターからデュケインに鞍替えしてハイパーカークラスへ

新生イソッタ・フラスキーニ、WECハイパーカーデビューを最終戦バーレーンに延期。ホモロゲ取得に向けLMH熟成進める
WEC
WEC 2023/05/09
新生イソッタ・フラスキーニ、WECハイパーカーデビューを最終戦バーレーンに延期。ホモロゲ取得に向けLMH熟成進める
最新ニュース

欠場続いたジョアン・ミル、MotoGPマレーシアGPで復帰へ! 「楽な期間ではなかった」
MotoGP
MGP MotoGP
マレーシアGP
57 分前
欠場続いたジョアン・ミル、MotoGPマレーシアGPで復帰へ! 「楽な期間ではなかった」

誹謗中傷に声を挙げたコラピント、自身を揶揄するブラックジョークを意に介さず「この状況を改善したい。みんなの力が必要だ」
F1
F1 F1
アメリカGP
1 時間前
誹謗中傷に声を挙げたコラピント、自身を揶揄するブラックジョークを意に介さず「この状況を改善したい。みんなの力が必要だ」

フェラーリ、ダブル表彰台逃したふたつの痛恨の瞬間。バスール代表「ペースは確かにあった」と手応え
F1
F1 F1
アメリカGP
13 時間前
フェラーリ、ダブル表彰台逃したふたつの痛恨の瞬間。バスール代表「ペースは確かにあった」と手応え

標高2200mのメキシコ……空気が薄い環境でパフォーマンスを発揮できるかが鍵。ホンダF1折原エンジニア「MGU-Hがない今年、ターボがより重要」
F1
F1 F1
メキシコシティGP
13 時間前
標高2200mのメキシコ……空気が薄い環境でパフォーマンスを発揮できるかが鍵。ホンダF1折原エンジニア「MGU-Hがない今年、ターボがより重要」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録