WRCモンテカルロ2日目:トヨタのエバンスが首位に。オジェが総合2番手で追う
WRC開幕戦のラリー・モンテカルロの競技2日目、トヨタのエルフィン・エバンスが総合首位に立ち、セバスチャン・オジェも2番手に続いた。

WRC開幕戦のラリー・モンテカルロの競技2日目が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンスが総合首位に躍り出た。
この日は、新型コロナウイルス対策により朝6時10分から競技がスタート。暗闇の中、一部区間の路面には雪や氷があるという難しいコンディションの中、トヨタのセバスチャン・オジェが圧倒的な強さを見せた。
オジェはSS3からSS5までベストタイムを記録し首位に立つが、SS6で左フロントタイヤの空気が抜けてしまい総合3番手まで後退。それでも、SS7では再びベストタイムを叩き出し総合2番手となった。
エバンスはSS3で2番手タイムを出すと、SS6で今回のイベント初のトップタイムを記録。オジェの後退もあって、総合首位で競技2日目を終えた。オジェとの差は7.4秒だ。
初日をリードしたオット・タナク(ヒュンダイ)は、SS3を慎重なアプローチで臨んだことでステージ5位。ヘアピンでエンジンがストールするという2020年にも苦しめられたトラブルもあり、エバンスとは25.3秒差の総合3番手となっている。
総合4番手はトヨタのカッレ・ロバンペラ。一時は総合首位に立ったが、ロードセクションで小さな問題が起き、次のステージに遅れたことで10秒のペナルティを科せられてしまう。泥でグリップを失いコースオフする場面もあったが、首位のエヴァンスとは53.1秒差に踏みとどまった。
タナク以外のヒュンダイ勢はタイヤ選択に苦しみ、ティエリー・ヌービルが総合5番手、ダニ・ソルドが総合6番手となっている。
TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCでWRCにフル参戦する勝田貴元は、順調にステージを重ねながらペースを上げていきSS6で5番手タイム、SS7では4番手タイムを記録し、前日の総合11番手から総合8番手へと順位を上げている。
なお、SS7ではヒュンダイの育成ドライバーで旧仕様車に乗っていたピエール-ルイ・ルーベが岩壁に真正面から突っ込んでしまったシーンがあった。ステージはすぐに赤旗中断となったが、ルーベもコ・ドライバーのヴィンセント・ランダイスにも怪我はなかった。
順位 | ドライバー/コ・ドライバー | クルマ | 合計タイム | 差 |
---|---|---|---|---|
1 | |
Toyota Yaris WRC | 1:33'57.500 | |
2 | |
Toyota Yaris WRC | 1:34'04.900 | 7.400 |
3 | |
Hyundai i20 Coupe WRC | 1:34'22.800 | 25.300 |
4 | |
Toyota Yaris WRC | 1:34'40.600 | 43.100 |
5 | Martijn Wydaeghe |
Hyundai i20 Coupe WRC | 1:34'56.600 | 59.100 |
6 | |
Hyundai i20 Coupe WRC | 1:35'47.100 | 1'49.600 |
7 | |
Škoda Fabia Rally2 evo | 1:37'48.300 | 3'50.800 |
8 | |
Toyota Yaris WRC | 1:38'02.500 | 4'05.000 |
9 | Adrien Fourmaux |
Ford Fiesta Rally2 | 1:38'35.400 | 4'37.900 |
10 | |
Ford Fiesta WRC | 1:39'08.300 | 5'10.800 |
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