マリオ・アンドレッティ、フェラーリは「インディに参戦すべき」と主張
アメリカモータースポーツ界の伝説的ドライバーであるマリオ・アンドレッティは、フェラーリはシャシービルダー、そしてエンジンサプライヤーとして、インディカー・シリーズに参戦することを検討すべきだと語る。
写真:: Ferrari
アメリカのモータースポーツ界の伝説的ドライバーのひとりであるマリオ・アンドレッティは、フェラーリがインディカー・シリーズに参戦することを期待。シャシーとエンジンの両方のメーカーとして、アメリカのホープンホイールレースに参入すべきだと語った。
フェラーリは、フィアット・クライスラーグループ(FCA)の1企業である。そのFCA傘下のメーカーがインディカーに参戦したのは、1989〜1991年のアルファロメオが最後。ただこれはうまくいかぬまま、プロジェクトは終了することになった。
フェラーリもインディカー参戦を真剣に検討したことがある。それは1985年のこと。実際にインディカー用マシン”637(メインの写真のクルマ)”を作り上げ、ボビー・レイホールと契約を結ぶことを話し合っていた。また、ミケーレ・アルボレートの手により、フィオラノでテスト走行も行なっている。
マリオ・アンドレッティは、F1とインディカーの両方でチャンピオンに輝いた4人のドライバーのひとりだ。そのアンドレッティは、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットと、インディカー・シリーズのオーナーであるロジャー・ペンスキーが、将来の可能性について話し合うべきだと主張する。
アンドレッティはガゼッタ・デロ・スポルトのインタビューに応え、次のように語った。
「フェラーリが参加してくれれば、信じられないほど素晴らしいことだろう。エンジンサプライヤーとしてだけではなく、シャシービルダーとしても参入してくれればなおさらだ」
「レギュレーションを変更しなければならないのは確かだ。しかし、ダラーラとフェラーリという、イタリア企業同士の戦いを見てみたい。フェラーリは、インディカーへの興味を高めているはずだが、レギュレーションには障壁がある」
「ビノットには、ロジャー・ペンスキーにアイデアを提案することをお勧めしたい」
公式な発表はなされていないが、FCAはホンダ、シボレーに次ぐ3番目のエンジンサプライヤーとして、インディカーに参戦することを検討していたと言われている。その時のブランド名はアルファロメオになる予定だった。
しかし、FCAのCEOを務めていたセルジオ・マルキオンネが急死したことにより、その計画は突如中止に。代わりにその予算は、ザウバーF1の名称をアルファロメオに変える資金に転用されることになった。
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