ウイリアムズF1顧問のバトン、2022年シーズンはチームへさらなる関与を「チームワークに関しては経験豊富だからね」
ウイリアムズでシニアアドバイザーを務める2009年のF1王者ジェンソン・バトンは、2021年シーズンでは新型コロナウイルスの蔓延に伴う規制によりチームへの関与が限られたが、2022年シーズンは多くの時間をチームに割けることを期待している。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2000年にウイリアムズからF1デビューを果たし、2009年にブラウンGPでF1ワールドチャンピオンを獲得。2017年にF1から引退したジェンソン・バトンは、2021年シーズン古巣のウイリアムズとシニアアドバイザー契約を結び、チームの再建に協力している。
ただ、新型コロナウイルスの蔓延による入場規制から2021年シーズンはチームへの関与が限られてしまった。そして彼を取り巻く状況を厄介にしたのは、Sky F1で行なっている解説業でもあった。F1チーム側と報道側ではソーシャルバブルが異なるのだ。
しかし来る2022年シーズンに向け、バトンは規制緩和によりチームに対して多くの時間を割けることを望んでいる。
「ファクトリーで少しは時間を過ごすことはできたし、レース週末にもしっかりと参加できた」とウイリアムズでの状況をバトンは語った。
「基本的には、チーム内の特定の人たちへの“共鳴板”としての役割にいる。デイブ・ロブソン(車両パフォーマンス責任者)やチーフエンジニア、ヨースト・カピト(チーム代表)、それにマーケティングチームと多くの時間を過ごした」
「でも2021年はドライバー達と過ごす時間はあまりなかった。基本的には、バブルのせいでエンジニアリングルームやガレージに入ることができなかったからね」
「本当に簡単な1年ではなかったよ。ケータリングエリアかチームのホスピタリティくらいしか入るのが許可されなかったから、実際そこでエンジニアやヨーストとほとんどの時間を共にした」
「良い1年ではあったけど、明らかに制限されていた。(チームと自分の)どちらにとっても非常に残念なことだ。でも2022年シーズンはもっとチームと関われるはずだ」
またバトンは、ウイリアムズが今後の飛躍に向けてインフラと人員の適切な配置を進められていると考えている。
「素晴らしいチームだよ」と彼は語る。
「良い人材が揃っているし、チームやドライバー、育成プログラム内のドライバーとも多くの時間を過ごせるはずだ。良い若手ドライバーがリストに載っているよ」
「シミュレータールームでそこのスタッフと少しは関われるようになるはずだ。僕が乗るワケじゃなくて……そうだと良かったんだけど! でもどのようにレースに向けて準備を進めているのか、チーム内でどう機能していうのかを見ていこうと思う」
「僕がレースで得意としていたこと。それはチームワークだ。その点、僕は間違いなく多くの経験を持っている」
George Russell, Williams
Photo by: Jerry Andre / Motorsport Images
ウイリアムズで3シーズンを戦い2022年はメルセデスに移籍するジョージ・ラッセルは、バトンの経験値はチームにとって大きな資産になると語っている。
「ジェンソンがウイリアムズに“復帰”する前から、僕は彼と良い関係を築けていた。彼はとってもオープンで、必要な時はいつでも側にいてくれた」とラッセルは言う。
「コロナウイルスの規制が緩和されてからは、彼はいつもガレージ内にいて、ホスピタリティではエンジニアや僕、ヨーストと話をしていた。彼から意見を聞いて、経験から得たフィードバックをもらうことは素晴らしいことだと思う」
「言わずもがな、彼は豊富な経験を持っている。ジェンソンのような存在がチームにいることは唯一無二だ」
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