フェルスタッペンは皆の”一歩先”を走っている……F1王者アロンソの最新ライバル評価
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは2021年シーズンの最終戦を前に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が他のドライバーよりも「一歩先を進んでいる」と持論を語った。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、2021年シーズン最終戦を前に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に高評価を与えるコメントを発している。
2021年のF1は、フェルスタッペンとルイス・ハミルトン(メルセデス)によるタイトル争いの一進一退の攻防が、これまでの21戦にわたって展開。最終戦アブダビGPには同ポイントで向かうという、歴史上でもまれに見る接戦となっている。
2度のチャンピオン経験者であるアロンソは、このふたりの激しいタイトル争いについての見解をコメント。両者は「今、F1の頂点にいる」と語り、さらに「毎レース限界を押し広げている」と説明した。
「みんな、彼らがどのレースでも1位と2位にいるのを見ているだろう。それは彼らが別のレベルにあるからだ」と、アロンソは言う。
「彼らが互いにプッシュしている姿を見るのは素晴らしい。でも最終戦が彼らにとってピリピリしたものになるのは間違いないだろう。楽しみにしよう」
直近のレースでは、ハミルトンがサンパウロGP、カタールGPそしてサウジアラビアGPと3連勝をマークし、勢いを取り戻しており、7度のF1王者としての貫禄を見せつけている。
ただアロンソは、フェルスタッペンがさらに別のレベルにあると感じており、前戦サウジアラビアGPの予選Q3で見せたスーパーラップを論拠に挙げている。
「最近のメルセデスは、少しパフォーマンスが良くなっていると思う。彼らは連続でレースで勝っているしね。でも僕の意見として、マックスは僕ら全員の一歩前を進むドライビングをしていると思う」
「ジェッダで最終コーナーのウォールに接触するまでの、あのラップを目にした。あのラップはマックスが出している。レッドブル(のマシン)じゃないんだ」
「だから、これは私見だけれど、メルセデスはコンストラクターズチャンピオンシップのチャンピオンに値すると思う。彼らのマシンは優れているからね。そしてマックスはこのシーズンを通じて、他のドライバーよりも一歩先を行くドライビングをしていたと、そう言えるかもしれない」
またアロンソは、最終戦のフェルスタッペンとハミルトンの対決に向けた向けたアドバイスも訊かれていたが、すでにアドバイスすることは無いと語った。
「アドバイスは無いと思う。彼らはとても良く準備しているし、速いし、プロフェッショナルだからね」
「間違いないよ。両者ともに限界でドライビングしているから、当事者じゃない立場から見るのは、とても面白いと思う」
「彼らはすごく覚悟も決まっている。それも良いところだ」
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