ラッセルがFP3最速タイム。上位勢の勢力図は混沌? 角田裕毅が9番手|F1アブダビFP3
F1第23戦アブダビGPのフリー走行3回目では、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイムをマーク。アルファタウリの角田裕毅は9番手となった。
F1第23戦アブダビGPのフリー走行3回目が行なわれ、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイムをマークした。
現地時間14時30分からスタートした今季最後のフリー走行は、気温28度、路面温43度のドライコンディション。予選、決勝とは大きくコンディションが異なるものの、FP2が2度の赤旗で走行時間を大きく失っているだけに、各チームにとって重要な60分となった。
セッションがスタートすると、まずはソフトタイヤを履くルイス・ハミルトン(メルセデス)がタイムシートのトップに。FP2序盤にクラッシュを喫したカルロス・サインツJr.(フェラーリ)も早々にコースインし、ミディアムタイヤでハミルトンをわずかに上回る1分26秒609を記録した。
初日はマシンバランスに苦しんだレッドブルは、セルジオ・ペレスがソフトタイヤで1分25秒417までトップタイムを更新。この頃には、ソフトタイヤで走行するマシンが多くなり、タイムシートも次々に塗り替わっていった。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はセッション開始から15分が経過した頃にようやくコースイン。1分25秒662を記録するも、これは3番手タイムに留まった。
ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分24秒829までトップタイムを更新する中、フェルスタッペンは2度目のアタックで2番手に浮上。それでもラッセルとのラップ差は0.5秒以上あった。
ほとんどのチームがソフトタイヤでセッション前半を走る中、フェラーリ勢だけはミディアムタイヤで淡々とロングランを重ね、決勝に向けたデータを収集した。
残り時間20分ほどになると、一旦ピットに戻っていたマシンが新品のソフトタイヤを履き、予選に向けて詰めのシミュレーションアタックへ入った。
路面コンディションが大きく向上しているのか、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンが0.100秒差の2番手に浮上するなど、その後もタイムシートは大きく変動していった。
ラッセルはここでも速さを見せ、1分24秒418をマーク。マクラーレンのランド・ノリスも最終コーナーで大きくリヤをスライドさせながらも0.095秒差の2番手につけた。
1セット目のソフトタイヤではリヤがルーズでかなりスライドしていたと無線で訴えていたフェルスタッペンだが、2セット目最初のアタックでもターン5での立ち上がりで挙動を乱しペースダウン。FP2と同様にマシンがボトミングしていると訴えた。
フェラーリ勢は残り時間7分を切ったところでようやくソフトタイヤでのタイムをマーク。シャルル・ルクレールが5番手につけた。
セッション終了間際にはフェルスタッペン、ルクレール、サインツJr.が再びアタックを行なったものの、トップタイムを更新するには至らず。ラッセルがFP3をトップで終えることになった。
メルセデスはFP1に続いてラッセルがトップタイムとなったが、ハミルトンは12番手となったのは気になるところ。また予選・決勝のコンディションで同じ速さを発揮できるかが重要となるだろう。
マクラーレンはノリスがラッセルに肉薄し、オスカー・ピアストリが3番手と2台揃って上位につけた。
レッドブルはフェルスタッペンが6番手、ペレスが11番手。マシンセットアップも決まり切っていない様子で控えめな結果に終わったが、予選・決勝のコンディションに合わせ爪を研いでいるのだろうか。
フェラーリもルクレールが5番手止まり。サインツJr.はアタックをまとめきれなかったのか20番手と沈んでいるなど、上位勢は混沌とした様子。今季最終戦でポールポジションを獲得するのが誰になるのか、全く予想できない状況だ。
今回大きなアップデートを持ち込んだアルファタウリは走行開始が最も遅いチームだったが、セッション開始から20分を過ぎたところでコースインし、それぞれ2セットのソフトタイヤを使用。角田裕毅はセッション終了間際に9番手タイムをマークした。チームメイトのダニエル・リカルドは18番手となったが、コンストラクターズランキング7位獲得のチャンスがまだ残っているだけに、2台揃って好結果を目指したいところだ。
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