ホンダ育成の加藤大翔、フォーミュラ・リージョナル中東で初表彰台を獲得も接触続く。元フェラーリF1バドエルの息子も勝利掴む
フォーミュラ・リージョナル中東選手権の第2ラウンド・レース1では、ホンダ育成の加藤大翔がシリーズ初表彰台を獲得した。
Taito Kato, ART Grand Prix
1月21日(火)から1月23日(木)にかけて、フォーミュラ・リージョナル中東選手権(FRMEC)の第2ラウンドが開催された。
1月17日に開幕した2025年のFRMEC。開幕ラウンドに引き続き、第2ラウンドもヤス・マリーナ・サーキットが舞台だったが、今回はグランプリコースのターン3から下り坂のS字コーナーへと入る“コークスクリュー”レイアウトが使用された。
FRMECは全5ラウンド、各ラウンド3レース、各レース30分の計時制で開催され、開幕ラウンドでは前年度のUAE F4とイタリアF4でタイトルを獲得したフレディ・スレイター(ムンバイ・ファルコン・レーシング)が2勝をマーク。異なるレイアウトでの今大会でもレース1でポールポジションを獲得した。
ただ、レースでスレイターは迫るライバルを抑えきれず、ARTグランプリのエヴァン・ジルテールが勝利を飾った。ラシード・アル・ダヘリ(ムンバイ・ファルコン・レーシング)を挟んで、ホンダ育成プログラム所属で昨年のフランスF4王者である加藤大翔(ARTグランプリ)もスレイターを抜き去り3位に入った。2025年からフォーミュラ・リージョナルにステップアップした加藤にとっては、これが初の表彰台獲得となった。
スレイターは結局、トヨタ育成でスーパーフォーミュラ・ライツやマカオGPを経て参戦している中村仁(R-ace GP)のひとつ前となる5位でレース1のチェッカーを受けた。もうひとりの日本人ドライバーで、開幕ラウンドでは勝利も飾ったリー海夏澄(ARTグランプリ)は15位だった。
Brando Badoer, PHM Racing
レース1上位10名のリバースグリッドとなるレース2では、元F1ドライバーであるルカ・バドエルの息子ブランド・バドエル(PHMレーシング)が、スタート位置を活かしてポールトゥウィン。セーフティカー出動によってレース時間が短くなる中で、加藤はスレイターやアル・ダヘリらとの激しいバトルを繰り広げる中で接触があったかフロントウイングを破損し、ピットインを余儀なくされ入賞の機会を失った。
レース2の日本人最上位は中村の8位。5番グリッドから序盤で3番手まで浮上するもマクラーレン育成で2024年のマカオGPウィナーであるウーゴ・ウゴチュクなどに先行を許す形となった。そこから2.271秒遅れてリーが9位に入った。加藤は最終的に22位だった。
レース3は予選2のタイム順によってグリッドが決定。ここでもジルテールが最速でポールポジションを獲得し、バドエルはレース2の勢いそのままにフロントロウにつけた。
ジルテールが抜群のスタートで逃げを打つ中、ランキングをリードするスレイターには悲劇。加藤がターン7で他車にオーバーテイクを仕掛けた際、2台の直前を走っていたスレイターに追突……スレイターはリタイアを余儀なくされた。
Evan Giltaire, ART Grand Prix
また、レース後半2番手を走っていたウゴチュクは首位ジルテールを交わし、そのまま逃げ切るかと思われたが、残り2分を切ったところでまさかのクラッシュ。セーフティカー先導でチェッカーを迎え、ジルテールが転がり込んだ勝利を掴んだ。2位にはバドエルが入った。
日本人ドライバーはリーが7位。中村は9位。加藤は接触も走りきり18位フィニッシュとなった。
2ラウンド、6レースを終えた段階で、ドライバーズランキングではジルテールが首位。スレイターが12ポイント差で2番手に続いた。日本人ドライバー最上位はリーの8番手。加藤が11番手、中村が12番手となっている。
FRMECの第3ラウンドは、2月上旬にドバイ・オートドロームにて開催される。
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