佐藤琢磨、フリー走行で追突のグロージャンに憤慨「彼が何を考えていたのか分からない」
佐藤琢磨は、インディカー開幕戦セント・ピーターズバーグのフリー走行で追突してきたロマン・グロージャンを「彼が何を考えていたのか分からない」と非難。一方でグロージャンは、その意見に同意できないと反論した。

デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRの佐藤琢磨は、2022年のインディカー・シリーズ開幕戦セント・ピーターズバーグのプラクティス2回目でアンドレッティ・オートスポートのロマン・グロージャンに追突され、貴重な走行時間を失うことになった。
佐藤はチーム・ペンスキーのスコット・マクログリンとウィル・パワー、そしてアンドレッティのアレクサンダー・ロッシの後方を走っていた。彼らはフライングラップに備えるため、ターン10の手前で減速し、車間距離を取ろうとしていた。
この隊列には、フライングラップを走っていたグロージャンが追いつく。佐藤の後方を走っていたコナー・デイリー(エド・カーペンター)は、グロージャンに進路を譲るためにラインを外した。しかしグロージャンはロックアップしてしまい、佐藤のマシンのリヤに激しく追突。佐藤のマシンは空中に高く飛び上がるような格好になった。
この接触により、佐藤とグロージャンは、そのセッション走行を終了させるしかなかった。
「残念なことですよね?」
佐藤はNBCのインタビューにそう語った。
「誰もが、車間距離を保とうとしていました。それは正しいことだと思います」
「誰もそんな状況を望んではいませんが、僕らは皆減速していました。ターン9Aを通過した後、ブレーキを踏まなければなりませんでした。まだ半マイル近くありましたが、前のマシンが減速しているのが見えました。だから僕も減速したんです。コナー・デイリーも僕の後にいました」
「そしてグロージャンが近付いてきました。彼が何を考えていたのかは分かりません。でも彼は無謀だったと思います」
「午前中のセッション開始直後にも、彼はアウトラップで(エリオ)カストロべネス(メイヤー・シャンク・レーシング)と接触しています。彼が何を考えていたのか分かりませんよ」
「彼はマシンが2列になっているのをハッキリと見たはずです。分からないです。彼のやったことを理解するのはできません」
後方から速いマシンが迫っているのを知っていたのかと尋ねられると、佐藤は次のように当時の状況を説明した。
「彼が速く走っているのが見えました。でも前にも、左にも、他のマシンがいたんです。ですから、どこにも行けませんでした。彼を避けるために、故意に前のマシンにぶつかるわけにもいきませんしね。僕らにできることは、何もなかったと思います」
「プラクティスにすぎなかったわけです。イエローが出された後、3回目のアウトラップでした。そんな時に、あんな形で熱くなるのは、意味がありません」
「僕たちは走行時間を失ってしまいました。レッドタイヤを履くこともできなかったんです。だから、残念なことです」
一方で追突した側のグロージャンは、佐藤の意見に反論。前に遅いマシンがいることを知らせる白旗が振られていなかったのが原因だと語った。
「起きたことについて、佐藤の意見には同意できない」
そうグロージャンは語った。
「コース上には旗が振られていなかった。遅いスピードでコーナーに向かうマシンがいる時には、旗が振られるべきだと思う。それだけだ。それがあれば、僕は前に4台のマシンがいることを知ることができたはずだ。僕にはそれが見えなかったんだ」
「左にはデイリーがいて、右には佐藤がいた。でもその前に何人もいるというのは、知らなかったんだ」
「1台しかいない場合には、そのドライバーは加速する必要があるはずだ。明らかに、多くのマシンがいた。でもそれを僕らに伝えるのは、白旗だと思う。それから、レーシングラインでああやってゆっくり走るべきじゃないと思う。それだけなんだ」
グロージャン曰く、佐藤のマシンの真後ろにぶつかるようにしたため、身体に及ぶダメージが少なくて済んだと語った。
「佐藤のマシンの真ん中に当たるようにした。だから、限りなくダメージが少ないことは分かっていた」
「手を少し痛めたけど、問題ない。ドライブする時にもそれほど苦痛じゃないから、レースには問題ないと思う」
佐藤は予選でも他車にブロックされたためQ1を突破できず、インディカーで200戦目となる記念すべきレースを、22番グリッドからスタートすることになった。一方でグロージャンは予選Q1、Q2を突破。ファスト6に進出し、5番グリッドを獲得した。
【動画】ロマン・グロージャンが佐藤琢磨に追突!|インディカー開幕戦プラクティス
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