「まだ100%快適じゃない」クアルタラロ、テスト完全制覇も慢心見せず
ファビオ・クアルタラロはMotoGPセパンテストの3日間の日程を、全てトップタイムで終えた。しかし彼いわく、2020年型のYZR-M1をまだ100%快適に感じられているわけではなく、依然として改善の余地があるという。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2月7〜9日に、マレーシアのセパン・サーキットでMotoGPのプレシーズンテストが実施された。そして、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロがこの3日間の日程全てで、トップタイムを記録した。
クアルタラロは初日に2019年型、2〜3日目は2020年型のYZR-M1を使用して走行しており、新旧のマシンどちらでもトップタイムをマークしたことになる。
彼のベストタイムは1分58秒349。ヤマハ勢で2番手(総合5番手)となったバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)から約0.2秒速いタイムだった。
しかしテスト終了後、クアルタラロはマシンに対する全体的なフィーリングについて、依然として最高の状態ではなく、更に作業に取り組む必要があると語った。
「マシンはまだ100%快適に感じられていない。だから僕らはそれがなぜなのか理解するために取り組んでいく必要がある。もちろんファクトリーチームのデータもチェックするよ」と、クアルタラロは話す。
「単にひとつの問題によるものじゃなくて、ブレーキングエリア、電子制御、グリップ……そういった色んなモノ全体の問題なんだ。とても難しいけど、チームと一緒に分析するつもりだ」
クアルタラロはロングランのパフォーマンスでも強さを発揮していた。そして、彼はそのペースに満足感も垣間見せた。
「2日間で最も(路面)温度の高い55度の中でロングランをしたけど、1分59秒台や2分0秒台の前半で走ることができた。だから今日のペースにはとても嬉しく思っている」
「今回は2020年型のマシンで行なう最初のロングランで、まだ電子制御に取り組む必要がある。本当に簡単じゃないけど、まだ開幕戦の前にはもう一回テストする機会がある」
「去年僕らは問題がトップスピードだと理解した。ファクトリーチームを見ても、まだ(ライバルからは)かなり遅い。カタールでチェックする必要があるところだ」
「だけど、そうだね。このマシンで僕らはコンマ何秒かを既に得られていると思う」
Additional reporting by Lewis Duncan and Oriol Puigdemont
Jorge Lorenzo, Yamaha Factory Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
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