ルーキー、移籍組が続々スピン&クラッシュ。スーパーフォーミュラ公式テストは雨で波乱の幕開け
鈴鹿サーキットで2024年スーパーフォーミュラの公式合同テストがスタート。初日最初のセッションは、雨の影響で赤旗が複数回出された。
2月21日(水)、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラの公式合同テストがスタートした。初日午前のセッション1はDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐がトップタイムをマークした。
3月上旬に鈴鹿で行なわれる開幕戦を前にした唯一の走行機会である今回の鈴鹿テスト。2日間を通して雨の予報となっており、初日の10時45分からスタートしたセッション1も、しとしとと雨が降り続く中での開始となった。
セッションでは序盤からコースオフ車両が相次ぎ、最初の1時間で3度の赤旗が掲示された。まず、セッション開始直後に昨年のFIA F2チャンピオンであるテオ・プルシェールがNIPPOコーナー(旧ダンロップ)でスピンしセッションストップ。その後は女性ドライバーのJuju(TGM Grand Prix)が逆バンクで姿勢を乱し、グラベルにコースオフしたことで赤旗となった。どちらも目立ったダメージは見受けられず、セッション後半でコースに復帰した。
一方、今季からVERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGに移籍した大湯都史樹のアクシデントは大きなものだった。セッション折り返しが近付き雨量がかなり多くなっている中、NIPPOコーナー立ち上がり、デグナー手前でコントロールを失い、イン側のウォールへ衝突。マシンはそのままデグナー1個目で止まった。大湯は自力でマシンを降りたが、マシンはフロントとリヤにダメージが見受けられ、セッション中のコース復帰は叶わなかった。
大湯のクラッシュによる赤旗が出された後は雨量も減り、各車が安定して周回を重ねた。特にセッション終了間際は多くのマシンが自己ベストタイムを更新。最終的なトップは牧野の1分53秒515だった。2番手、3番手にはTEAM MUGENの野尻智紀と岩佐歩夢が続き、4番手は大嶋和也(docomo business ROOKIE)だった。
雨により、ルーキーや移籍組が足元をすくわれる格好となったセッション1。セッション2も変わらずウエットコンディションだが、既に天候不良を受けて30分の短縮(14:45〜16:15)がアナウンスされている。
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。