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Wシリーズ、3戦を残し2022年シーズンの打ち切りを発表。チャドウィックの3連覇が確定、Jujuはランキング14位

Wシリーズは資金面の問題により、2022年シーズンの最終3レースを実施せずシーズンを終了させることを発表。ただ2023年の開催には自信を持っているという。

Jamie Chadwick leads Abbi Pulling, Fabienne Wohlwend

写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images

 女性限定のフォーミュラカーシリーズとして2019年から開催されているWシリーズ。その2022年シーズンは、当初予定されていた終盤3レースを開催せずに早期終了となることが明らかにされた。

 先日、鈴鹿での日本ラウンドの代替戦として開催された第7戦シンガポールを終えたWシリーズ。残すはアメリカとメキシコでの2大会3レースとなっていたが、Wシリーズはアメリカの投資家との契約がまとまらず、残りのレースを開催できない可能性が浮上していた。

 アメリカでの第8戦、そしてメキシコでのダブルヘッダーを開催するかどうかについては決断まで1週間の期限が設定されていたが、Wシリーズは10日(月)にシーズンの短縮を発表した。

 Wシリーズはこの決断について「Wシリーズが2023年に向けて資金的な健全性を持てるようにするため、長期的な資金調達プロセスに集中することにした」と述べている。

 これにより、2022年のチャンピオンは開幕から5連勝を挙げたジェイミー・チャドウィックに決定。彼女はシリーズ発足初年度の2019年から3連覇(※2020年は開催されず)を達成したことになった。なお、日本人ドライバーの野田樹潤(Juju)は入賞1回のランキング14位でルーキーシーズンを終えた。

 WシリーズのCEOであるキャサリン・ボンド・ミュールはmotorsport.comをはじめとするメディアの取材に対し、Wシリーズの財政難が報じられて以降、多くの投資家たちからの関心が寄せられているとして、2023年シーズンの開催に自信をのぞかせた。

「私たちは多くの人たちからオファーを受けています。ただ肝心なのは、金のなる木を揺するだけでは何にもならないということであり、継続的な努力が必要だということです」

「先週まではオースティンに行ける可能性があると信じていたのですが、支払いの期限、やる必要のあること等があり、中止せざるを得なくなりました」

「数週間延期するということもできましたが、今回は現実的な判断を下すことになりました。今後に向けて言えるのは、私はWシリーズが来年も開催されることに極めて自信を持っているということです」

 ボンド・ミュールCEOは、10日の午後にドライバーたちにこのことを伝え、この選手権が現在の構造を維持し、ドライバーが資金を払ってシートを確保する必要がないようにすると約束すると話したという。

「彼女たちは今後のビジネスの構造について、また来年に資金提供を求められるかどうかについて懸念していると思います」

「私が言ったのは、現時点で私たちはWシリーズのDNAを維持し、ドライバーのために全ての費用を提供するつもりだということです」

「我々は最も速いドライバーを探しているのであって、最も裕福なドライバーを探している訳ではないということを常日頃から言ってきました」

 Wシリーズは今シーズンが短縮されることになったものの、ドライバーにはランキングに応じた賞金を支払う予定だとしている。チャドウィックには50万ドル(約7285万円)が与えられ、残りは100万ドル(約1億4570万円)が分配される。

「今のところ、その賞金は支払われることになると思っています」とボンド・ミュールCEOは言う。

「今後のビジネスに向けての運用資金が全て揃うまでは100%とは言い切れませんが、今のところそうならない理由はないと思っています」

 
 
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