WECプロローグテスト2日目:トヨタがワンツーも、プライベーター勢が肉薄
WEC2019-2020シーズンのプロローグテスト2日目が行われ、トヨタ7号車が最速タイムを記録した。
WEC(世界耐久選手権)2019-2020シーズンのプロローグテスト2日目は、7号車TOYOTA TS050 Hybridのホセ・マリア・ロペスがトップタイムをマーク。僚友8号車の中嶋一貴が2番手タイムを記録した。
テストに参加した全30台のうち、テスト2日目午後の4時間のセッションに参加したのは14台のみとなった。週末にスパ24時間レースが行われるため、それに関係するチームが早めに走行を切り上げたのだ。
ただ、LMP1クラスの6台は終日走行し、午後にタイムを更新した。トヨタ7号車のロペスは、午前中に1分29秒623をマーク。午後のセッションがスタートすると、最初の1時間で1分29秒141を記録した。
一方のトヨタ8号車は、午前中にマイク・コンウェイが1分29秒623を記録。午後はセッション前半に中嶋が1分29秒187を出し、7号車と同様にタイムを縮めた。
3番手はレベリオンの1号車。グスタボ・メネゼスがトップのトヨタ7号車と0.267秒差につけた。
レベリオン3号車のブルーノ・セナも1分29秒807で続いていたが、セッション終盤にタイムを上げたジネッタG60-LT-P1の後塵を拝することになった。FIA F2で速さを見せるルカ・ギオットがステアリングを握った、チームLNTの6号車がレベリオン勢に割って入った形だ。
LMP2クラスは、午前午後共に29号車レーシング・チーム・ネーデルランドが首位。F2ランキング首位のニック・デ・フリーズが午後に1分31秒659を記録している。
29号車は、テストを通じてグッドイヤーとミシュランのタイヤをテストしていたが、チームはミシュランのタイヤでレースをすることになるだろうと認めた。
山下健太がラインアップに加わったハイクラス・レーシング33号車は、午前中はクラス7番手。午後は走行した5台中4番手だった。
LM GTE Proクラスは71号車フェラーリ488 GTEが1分45秒593でトップタイム。とはいえ、スパに向けた移動のため、午後のセッションはクラス全車が走行していない。
LM GTE Amクラスも、午後は全11台のうち3台のみが走行した。午前中はチーム・プロジェクト1の57号車ポルシェが1分44秒467でトップ。午後はデンプシー・プロトンの88号車ポルシェが1分44秒523を記録した。
【動画】WECプロローグテスト:初日ハイライト
WECプロローグテスト2日目:LMP1クラス結果
Pos. | # | Car/Engine | Drivers | Day 1 | Day 2 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | Toyota TS050 Hybrid |
Mike Conway Jose Maria Lopez Thomas Laurent |
1m29.991s | 1m29.141s |
2 | 8 | Toyota TS050 Hybrid |
Sebastien Buemi Thomas Laurent |
1m30.114s | 1m29.187s |
3 | 1 | Rebellion R-13-Gibson |
Felipe Nasr Norman Nato Bruno Senna Nathanel Berthon |
1m31.401s | 1m29.408s |
4 | 6 | Ginetta G60-LT-P1-AER |
Mike Simpson Stephane Sarrazin Guy Smith Luca Ghiotto Egor Orudzhev |
1m31.831s | 1m29.697s |
5 | 3 | Rebellion R-13-Gibson |
Bruno Senna Nathanael Berthon |
1m31.073s | 1m29.807s |
6 | 5 | Ginetta G60-LT-P1-AER |
Charlie Robertson Mathias Beche Egor Orudzhev |
1m31.828s | 1m30.239s |
太字はベストタイムを記録したドライバー
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