フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ、童夢製の次世代車両を来季導入。より“国際基準”なシリーズに
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップでは2027年より、第2世代の車両が導入される。
DOME F112
写真:: FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)は、2027年から次世代車両を導入することを発表した。
世界各国で行なわれているフォーミュラ・リージョナルの日本選手権であるFRJは、2020年よりスタート。ステップアップを目指す若手ドライバー、そしてアマチュアのジェントルマンドライバーらが参戦しており、鈴鹿サーキットで行なわれた今季開幕ラウンドには総勢16台がエントリーした。
同シリーズではこれまで、童夢製の『F111/3』が使われてきたが、来シーズンより第2世代の車両が登場する。それが『F112』だ。
フォーミュラ・リージョナルでは第2世代の車両規定『2026 FIA Formula Regional 2nd Gen』が制定され、今季から同規定に準拠したタトゥース製の新車両『T-326』が欧州選手権と中東選手権で投入された。日本のFRJでも、この規定で作られた新世代マシンが来季から用いられる。
F112は、衝撃吸収構造が最新規定に適合するなど安全性が向上。前後ウイングの形状も洗練されており、リヤの翼端板の下にはウイングレットも確認できる。これについては、「風洞試験とCFD解析を繰り返し実施することで空力性能を最適化し、より多くのドライバーとエンジニアが、ダウンフォースを重視した高度なシャーシエンジニアリングを実践的に学べるパッケージ」と説明されている。
DOME F112
写真: FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP
さらにはサスペンションには、ピッチング制御を司るサードエレメントを新たに搭載。より高度な車両セットアップができるようになる。またジオメトリの面でもステアリングインフォメーションが多いやや上級者向けの仕様になっている一方で、従来の車両のようなマイルドなハンドリング特性にも設定できるようになっているという。
使用するエンジンは、トヨタGRヤリスに採用されている1.6L直列3気筒ターボエンジンをベースにした『ATM163T』に。開発・認証はイタリアのアウト・テクニカ・モトーリが担当し、日本における供給・メンテナンスサポートをトムスが請け負う体制となる。
そしてタイヤに関しては、これまでのFRJではダンロップがサプライヤーを務めてきたが、新車両投入に伴い他国の選手権と同様にピレリタイヤにスイッチされるという。
車両価格はシャシーが111,500ユーロ(約2000万円)、エンジンが35,175ユーロ(約650万円)。今夏から申し込みをスタートし、2027年2月以降のデリバリーを予定しているという。
また、新車両で開催される2027年のFRJは、国際格式シリーズとして開催される予定。これまでは国内ライセンスで参戦可能だったが、今後エントラントおよびドライバーは国際ライセンスが必要になるという。FRJは「シリーズ全体として、より国際基準に則った競技環境へと進化していきます」としている。
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