角田裕毅が語る、ニューマシンAT04の進化。懸念のデグラデーションも“夜なら”大丈夫?
角田裕毅はF1開幕戦バーレーンGPを前に先日のプレシーズンテストを振り返り、新車AT04は数々の点で改善されていると語った。
3月5日に決勝レースが行なわれるF1開幕戦バーレーンGP。アルファタウリの角田裕毅がプレスリリースに意気込みを寄せた。
昨年コンストラクターズランキング9位に終わったアルファタウリは今季、3年目となる角田とルーキーのニック・デ・フリーズを起用する。彼らの新車AT04はバーレーンでのプレシーズンテストで合計456周を走破し、全チーム中最多のマイレージを記録した。
順調に進んだテストを振り返り、角田は次のようにコメントした。
「バーレーンでのテストは非常にスムーズに進み、マシンについてたくさんの情報を得ることができました。その結果、いくつかの限界やプラス面、マイナス面を発見することができましたが、これらは今週末の開幕戦に大いに役立つと思います」
「このパッケージについては、昨年と比べて進歩していると感じる部分もあれば、まだ取り組むべき部分もあります。全体的には、ロングランとパフォーマンスランを織り交ぜながら、全チームの中で最も多くの距離を走れて良いテストでした」
AT04の進化している点について角田は、信頼性とダウンフォースを挙げた。
「ここまでは信頼性も問題なさそうです。昨シーズン当初はそれが課題だったので、改善されているのは心強いです。この勢いを今週末も維持していかなければなりません」
「昨年のマシンはダウンフォースが足りず、特に高速域でマシンが大きくスライドしてしまい、タイヤをセーブするのに苦労しました。そこに関しては、ニューマシンではかなり改善されていると思いました。今年からタイヤの仕様が変わり、先週のテストでは特にロングランでの挙動が変わっているのを感じたので、そこに適応していく必要がありますが、それは誰にとっても同じことです」
またテスト3日間を通したベストタイムでは、全体6番手となる1分31秒261を記録した角田。一発の速さはまずまずのポテンシャルを見せた。一方でロングランでのタイヤのデグラデーション(性能劣化)は大きいように感じたというが、角田は主に気温・路面温度の高い午前〜昼過ぎの走行を担当しているため、予選・決勝が行なわれる夜では状況が変わってくるかもしれないと語る。
「デグラデーションはかなり大きいように思いましたが、僕が走っていたのは大半が日中の暑いコンディションでした。ただ今週末同じサーキットで行なわれるレースに関しては、重要なセッションは夜の涼しい時間帯です」
「PUに関しては先週(のテストの際)、最初のセッションを終えてある提案をしたら次のセッションでもう改善されていたので良かったです。チームのみんなが同じ方向を向いていて、チームとしてうまく機能していると思います」
3年目のシーズンは、角田にとっても将来を占う重要なシーズンになるはず。彼は今季の目標について、シーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮することだと述べた。
「またレースに出るのがとても楽しみです。今年の目標は、週末を通してより安定したパフォーマンスを発揮し、レースでより良いパフォーマンスを生み出すことです。新しいトレーナーやエンジニアも加わり、いくつかの変化がありましたが、個人的には十分な準備ができたと思いますし、目標はここから前進し続けることです。いつも通り、100パーセントの力で頑張ります」
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