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Valtteri Bottas, Stake F1 Team Kick Sauber C44 and Pierre Gasly, Alpine A524 in the pit lane

 昨シーズンからFIAはF1において、予選アタック中にスロー走行のマシンに出くわすという危険なシナリオを回避するための努力を続けてきた。

 様々なアイデアが試され、バーレーンGPではすべてのマーシャリングポストでドライバーに最大デルタタイムを守らせ、過度なスロー走行を防ぐという試みが行なわれたが、フリー走行でトラブルが発生したため中止された。

 結局バーレーンGPではこれまで通り、ピット出口のセーフティーカーラインからピット入口のセーフティカーライン間の最大ラップタイムを定め、これをオーバーしないように取り締まることになった。

 ただこの解決策は、コースインする前に他車とのギャップをコントロールしようとするあまり、ピットレーンでのスロー走行や一時停止に加え、他車のブロックやピットレーンでのオーバーテイクなどトラブルの原因となりかねない。

 このようなシナリオは理想的なものではないものの、F1ドライバーたちは最終コーナーで十分なギャップを確保しようとコース中央でもたもたするマシンが余計な危険を生み出すよりはずっといい方法だと考えている。

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、次のように語った。

「これが一番安全な方法だと思う。理想的な方法ではないかもしれないけど、ストレートや最終コーナーよりもピットレーンでマシンが止まっている方が好きなんだ」

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、「FIAが使おうとした新しいシステムは、僕たちが望んでいたものとは違っていたと思う」と付け加えた。

「だから僕たちは皆、昨年のシステムに戻すよう求めたんだ。ベストな解決策を見つけるための継続的なプロセスだけど、マックスが言ったようにある時点でペースを落とさなければならないし、それはコース上よりもピットレーンでやったほうがずっといい。だから、現時点ではこれが最善の解決策だと思う」

Sergio Perez, Red Bull Racing RB20 in the pit lane

Sergio Perez, Red Bull Racing RB20 in the pit lane

Photo by: Simon Galloway / Motorsport Images

 マクラーレンのランド・ノリスは、対処しなければならない重要なポイントは最終コーナーで減速するマシンをなくすことだと語った。

「実際かなりまともなシステムだと思うし、そうすることで全員がより秩序を保たなければならなくなる」

「バーレーンで導入しようとしたような、トリック的なものもある。最終セクターでのスロー走行を避けようとするためのシステムだ」

 ノリスのチームメイトであるオスカー・ピアストリは、どのようなシステムが導入されようとも、チームとドライバーが何らかの形で優位に立とうと限界に挑むのは避けられないことだと考えている。

「彼らが導入したシステムの限界に僕たちが挑戦しようとするとき、それは厄介なことになる」

「僕にとって最大の問題は、こういうシステムでうまくいかなかったときだ。どんなふうにペナルティが与えられるのか、そういうことがはっきりしない」

「そしてどのようなシステムであれ……このシステムで仮にスロー走行しても、純粋に誰かの邪魔にならないようにするためであれば問題ないことは過去に見てきた」

「しかし、その一線をどこで引くのか? 誰がその状況を引き起こしたのか? それはかなり主観的なものだ」

「僕としては、そういうシステムがないことがプラスに働いていると思う。なぜなら、誰もが自分たちで解決していくからだ。しかし、FIAが新しいことに挑戦したことは称賛に値する」

「(バーレーンでは)彼らが僕たちのフィードバックをちゃんと受け止めてくれた。彼らがいろいろなことを試しているのはいいことだと思う。でもどんな状況でも解決できる、魔法のような答えを持っている人はいないと思うし、それができるかどうかも分からないよ」

 

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