角田裕毅、新フロアで復活の予選7番手。相談役マルコ「彼はイモラのようにパーツを壊してはいけないと分かっているだろう」
レッドブルのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコが、F1ベルギーGPの予選を総括。姉妹チームのレーシングブルズを含め4台がQ3に進んだ結果に満足していると語り、久々の好結果を残した角田裕毅にも言及した。
写真:: Marcel van Dorst / EYE4images / NurPhoto via Getty Images
F1第13戦ベルギーGPの予選で、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが4番手、角田裕毅が7番手と2台がQ3に進出した。姉妹チームのレーシングブルズもアイザック・ハジャーが8番手、リアム・ローソンが9番手と、今季初めてレッドブル陣営の4台全てが予選トップ10に食い込んだ。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、スプリントを制したフェルスタッペンが3番グリッドを獲得できたはずだとしつつも、全体的な結果には満足しているようだ。
オーストリアのORFに対して、マルコは次のように予選を総括した。
「まず第一に、我々は非常に満足している。トップ10に4台のマシンが入ったのは今季初めてだ」
「マックスはQ3のどちらのアタックでもグリップがなく、おそらくタイヤの空気圧が適切ではなかったのだろう。ターン1とターン5で大きくスライドしていたので、もう少し上を狙えたはずだ。ただ明日は雨の予報なので、それほど落胆はしていない」
F1では予選がスタートしてからはセッティングで変更できる箇所が限定されるため、予選と決勝でマシンのコンセプトを大きく変えることはできない。マルコ曰く、フェルスタッペンのマシンはダウンフォースを多めにして予選に臨んだため、これが雨予報の決勝に向けて功を奏することを期待しているようだ。
またレッドブルにとって、角田の約3ヵ月ぶりとなるQ3進出は大きなトピックと言えるだろう。
角田は5月の第6戦マイアミGPでQ3に進出したが、第7戦エミリア・ロマーニャGPではQ1で大クラッシュを喫してフロアなど重要なパーツを多数破損してしまった。これがチームのスペアパーツ管理に悪影響を与え、角田は長らく旧スペックのマシンでの走行を強いられた結果、以降Q3の壁に阻まれ続けてきた。
ただ角田のマシンには今回の予選で新型のフロアが投入された。まだ完全なる最新スペックのマシンとは言えないものの、新フロア投入の効果は早速現れ、角田は今季レッドブルでのベストとなる7番グリッドを確保した。
角田が速さを見せたことについて尋ねられたマルコは、こう答えた。
「おそらく彼は、イモラのようにたくさんパーツを壊すようなことがあってはいけないと理解しているのだろう。であれば、我々にとって問題にはならない」
またマルコは、予選まで新型フロアを投入しなかった理由については、クラッシュなど不測の事態が起こった場合にフェルスタッペン用のスペアがなくなる可能性を懸念しての判断だったと説明した。
「スペアパーツの事情だった。もしスプリントレースやスプリント予選でクラッシュやダメージがあった場合、スペアが残っていなかった可能性があったからだ」
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