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直近3レースで最高位8位……大スランプに陥るペレス。レッドブルはフェルスタッペン偏重のマシン開発を否定「速いマシンというのは神経質なものだ」

ここ数戦、不本意なレースが続いているセルジオ・ペレス。レッドブルF1は何か根本的な変化があったわけではないとして、彼のスランプの原因を突き止める必要があると語った。

Sergio Perez, Red Bull Racing RB19, Zhou Guanyu, Alfa Romeo C43

 セルジオ・ペレス(レッドブル)のここ最近のスランプは深刻なものとなっている。

 夏場のF1ヨーロッパラウンドではコンスタントに表彰台を獲得していたペレスだが、9月のシンガポールGPではチームメイトのマックス・フェルスタッペン共々苦戦し8位。続く2戦はフェルスタッペンが連勝を記録する一方で、ペレスは日本GPで複数の接触に絡みリタイア、カタールGPではスプリントでのもらい事故から流れを崩し、10位に終わった。

 カタールGPの決勝はスプリントでの接触によるマシンダメージから、ピットレーンスタートを余儀なくされたペレス。レースではポイント圏内まで追い上げたが、トラックリミット違反によるペナルティを複数回受けたことで順位を下げた。計算上は、ペナルティがなければ7位か8位を争うことができたはずだ。

「彼はショッキングなレースをした。ひどいレースウィークエンドとなってしまった」

 Skyのインタビューにそう答えたのは、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表だ。彼はこう続ける。

「土曜日のアクシデントに始まり、残念なことにレースでは3つのペナルティを受けてしまった」

「これらのペナルティがなければ彼は15秒前にいたことになるので、そうなれば彼の順位は一気に上がり、ルイス(ハミルトン/メルセデス)が無得点に終わった中でしっかりポイントを稼ぐことができただろう。彼はランキング2位を確固たるものとするチャンスを逃したのだ」

「ただ、我々は彼がシーズン序盤に見せた調子を取り戻すことが大事だと思っているし、彼にそれができることも分かっている」

 ペレスの何がうまくいっていないのか? その質問にはこう答えた。

「何か根本的なものを変えたわけではないので、彼は負のスパイラルに陥っているのだと思う。だから彼はそこにブレーキをかけ、リセットして、2週間後のオースティンではシーズン序盤のように最大限の力を発揮できるようにするべく、時間を使わないといけない」

 今季のF1ではフェルスタッペンが17戦中14勝を挙げるなど圧倒的な強さを見せており、自身のドライバーズタイトル、そしてチームのコンストラクターズタイトル獲得に繋げた。ペレスもランキング2番手につけているとはいえ、フェルスタッペンとは倍近いポイント差があり、ランキング3番手のハミルトンにも迫られている状況だ。

 仮に、今季中盤戦から2番手チームへと成長したマクラーレンが来季さらに躍進した場合、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリが互角の実力を見せる彼らは、ドライバーふたりのパフォーマンスにばらつきのあるレッドブルにとって脅威となるはずだ。

 そういった認識はホーナー代表にもあるようだ。

「他のチームはペアとして機能している。メルセデスはふたりのドライバーがとても接近していて、フェラーリもそうだ。(マクラーレンは)オスカーがルーキーらしからぬ素晴らしい仕事をしていて、ランドとも接近している」

「我々としても、チェコがその領域に入って欲しいと思っている。今年はその必要もないかもしれないが、来年に向けては間違いなく最高のパフォーマンスをしてもらう必要がある」

 レッドブルはこれまでも、セカンドドライバーがフェルスタッペンと大きく差をつけられるというケースが続いていた。これはフェルスタッペンが神経質なマシンを走らせることができ、彼自身もそういったセットアップを好みとしているから、という話がある。

 これについてホーナー代表は、レッドブルがフェルスタッペンの好みに合わせて神経質なマシンにしているわけではないものの、速いマシンというのは得てしてそういった傾向になりがちだと説明した。

「速いマシンというのはエッジが効いているもので、特別そのように開発しているというわけではないと思う。我々は最速のマシンを開発しようとしているわけで、我々は彼(ペレス)が苦しんでいるモノの真相を突き止める必要がある」

「彼は3、4レース前の状態に戻る必要がある。モンツァでは表彰台を獲得していたのに、ヨーロッパを離れると突然、チェコ(ペレス)の中で何かが機能しなくなったのだ」

 

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