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フォーミュラEテスト参加のクビアト、本格参戦の可能性も?「ランボルギーニLMDhとのダブルプログラムも歓迎」

元F1ドライバーのダニール・クビアトは、フォーミュラEでのチャンスを探っている段階にあると語った。

Daniil Kvyat, NIO 333 FE Team

写真:: Simon Galloway / Motorsport Images

 元F1ドライバーのダニール・クビアトは、4月24日にベルリンで行なわれたフォーミュラEのルーキーテストにNIO333から参加したが、フォーミュラEへの本格参戦に興味を持っていることを認めた。

 クビアトは、最近ランボルギーニのLMDhプロジェクトの4人目のドライバーになることが発表されたばかり。今後は新型車両のマシン開発を担っていくことになる。一方で、セバスチャン・ブエミのように、WECを戦いながらフォーミュラEに参戦しているドライバーもいるため、クビアトがフォーミュラEに参戦する可能性は十分にあるだろう。

 クビアトはフォーミュラEのルーキーテスト参加について、「興味もあったし、乗るチャンスもあった。だからお互いを知り、一緒に何ができるかを見極めるためにテストをするのは良いアイデアだと思って合意したんだ」と、『Motorsport-Total.com』に語った。

 クビアトにとっては、これがフォーミュラEマシンの初ドライブ。テストの目的についてクビアトは、「マシンのことをできるだけ理解し、できるだけ多くの周回を重ね、マシンの感覚を掴むこと、そしてもちろん、マシンの限界がどこにあるのかを見極めたかった」と語った。

Daniil Kvyat, NIO 333 FE Team, NIO 333 ER9

Daniil Kvyat, NIO 333 FE Team, NIO 333 ER9

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 クビアトは2024年の活動プランがすでにあるものの、彼自身はフォーミュラEへの挑戦を”完全に”想像できるという。

「僕はランボルギーニのドライバーになったけど、ダブルプログラムも十分可能だよ」

「フォーミュラEは非常に競争力のある選手権であり、非常にタフなレースであり、非常に興味深く、他とは非常に異なるレースであることを証明してきたし、それを自分の目で確認できた」

「とてもチャレンジングなカテゴリーだし、僕はそういうチャレンジが好きなんだ」

 2014年から2020年にかけて、計110戦のF1グランプリに出走したクビアトだが、F1は現在視野に入っていない。だが彼は「何が起こるかは分からない。人生は時にとても驚くことが起きる」と語り、次のように続けた。

「でも今、僕はランボルギーニに全力を注いでいる。僕たちは素晴らしいプログラムを組んでいるし、今はフォーミュラEの機会も少しずつ探っている。僕の心は完全にレースするチャンスを掴むことに奪われていて、今はそれに集中しているんだ。そして、もし将来的に他のことがあれば、また話をしよう」

 
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