F2王者はフォーミュラEでも速し! ドルゴビッチ、ルーキーテストで総合トップ。日産から参加のF3王者マルタンスが2番手
フォーミュラEルーキーテストでは、マセラティから参加のフェリペ・ドルゴビッチが総合トップタイムをマーク。0.1秒差で日産から参加のヴィクトー・マルタンスが続いた。
フォーミュラE第7・8戦ベルリンePrixの翌日、4月24日(月)に行なわれたルーキーテストでは、マセラティMSGから参加したフェリペ・ドルゴビッチが総合トップタイムを記録した。
昨年度のFIA F2王者で、今年はアストンマーチンF1チームのリザーブドライバーを務めるドルゴビッチは、午後に行なわれたセッション2で1分5秒509をマークし、日産からテストに参加した昨年のFIA F3王者で今季はF2に参戦するヴィクトー・マルタンスを0.101秒差で退けた。
初めてのフォーミュラEでのマシン走行となったドルゴビッチだが、そのタイムは同じマセラティMSGのマキシミリアン・ギュンターがダブルヘッダーとなったベルリンePrixのFP2で記録した最速タイムから0.208秒落ちというモノだった。
午前中に行なわれたセッション1では、ドルゴビッチは12番手。ここではドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)王者でジャガーから参加のシェルドン・ヴァン・デル・リンデが1分5秒814でトップタイム。ドルゴビッチはそのタイムから0.765秒落ちだったが、2時間のセッション2終盤にテストでの最速タイムをマークした。
James Barclay, Team Director, Jaguar TCS Racing, with Sheldon van der Linde, Jaguar TCS Racing
Photo by: Andrew Ferraro / Motorsport Images
総合3番手タイムはマルタンス同様今年はF2に参戦するゼイン・マロニー。レッドブル育成所属の彼は、アバランチ・アンドレッティのマシンを駆り、1分5秒619をマークした。
F2で長く走ったルカ・ギオットがもう一台の日産を駆り、1分5秒780で総合4番手。セッション1にヴァン・デル・リンデが記録した最速タイムを上回った。
そのヴァン・デル・リンデは、セッション1こそ最速タイムと67周の最多周回数を記録したものの、セッション2では右フロントをウォールにヒットさせ16番手に沈み、総合5番手となった。
ベルリンePrix開幕前は参加ドライバーがTBCとなっていたDSペンスキーからはスクーデリア・フェラーリでリザーブを務めるロバート・シュバルツマンがテストに参加し、1分5秒923で総合6番手となった。
マヒンドラのリザーブドライバーでF2参戦中のジェハン・ダルバラは、セッション1で3番手となると、総合順位でも昨年のBRDCヤング・ドライバー・オブ・ザ・イヤー受賞のルーク・ブラウニングを抑えて総合7番手となった。
テストにはその他、元F1ドライバーのダニール・クビアト(NIO)や世界耐久選手権(WEC)参戦中のイェ・イーフェイ(ポルシェ)、ジャック・エイトケン(エンヴィジョン・レーシング)などが参加した。
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